【問】ハングリーさがない部下をどう指導すればいいか? 私は、人材派遣会社で営業マネージャーをしています。 ここ数年、入社してくる社員の多くは、ハングリーさがほとんどありません。
成果を上げることに、無関心というか、ガツガツさが見られず
仕事中も何か別のことを考えているような感じがします。
「頑張れ!」と叱咤激励をするのですが、ほとんど心に響きません。
こういった価値観の違う部下に「ハングリー」を求めることは
無理なのでしょうか?
(人材派遣会社 営業 35歳 男性)
【答】部下の育成に対してハングリーになるべし
もう一度あなたの質問を読み直してみてください。
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私は、人材派遣会社で営業マネージャーをしています。
ここ数年、入社してくる社員の多くは、ハングリーさがほとんどありません。
成果を上げることに、無関心というか、ガツガツさが見られず
仕事中も何か別のことを考えているような感じがします。
「頑張れ!」と叱咤激励をするのですが、ほとんど心に響きません。
こういった価値観の違う部下に「ハングリー」を求めることは
無理なのでしょうか?
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何か感じるところはありませんか?
私は、こんな風に感じました。
あなた自身が、部下の育成に対してハングリーでない。『価値観が違うから』といった“あきらめ”を感じます。
あなたは否定するかもしれません。『いや、俺は今まで散々やってきた。だから、こんな風に思ってるんだ』
仮に真実がそうであっても否定したい気持ちが起こったなら、その根っこには『不安』があるはずです。
これは推測ですが、価値観の違う部下を内心で恐れていないでしょうか?様々な言動で、部下はあなたが大切にしている価値を否定しています。つまり、あなたの存在意義を揺るがしているのです。
この質問をした時、
「ハングリーでない人たちは、営業マンとして失格ですね」「採用が間違っていたんですよ」といった共感が欲しい、そして安心感を得たい気持ちはありませんでしたか?もしあれば、あなたの不安の現れです。
また、逆に次のように捉えている部分もあるから、質問をされたとも思います。
『価値観の違う部下との出会いは、自分をさらに磨くチャンスだ』
両方が真実でしょう。
ところで、一つ思い起こして欲しいのですが、きっとあなたも、価値観の違う上司、先輩、お客様、パートナー会社と付き合う中で自分の幅を広げ、成長してきたはずです。だからリーダーになったのです。
しかし、価値観の違う相手が“部下”となった途端、成長の機会と捉えにくくなっているのです。
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