ロフトワークが日本最大クリエイターネットワークを築けた理由4

2009.04.14

開発秘話

ロフトワークが日本最大クリエイターネットワークを築けた理由4

INSIGHT NOW! 編集部
南青山インサイト株式会社

『ロフトワークドットコム』はクリエイティブのインフラサイトである。抱えるクリエイター数は1万人あまり、そのクリエイターをクライアントと結ぶのがロフトワークのプロジェクトマネジャーだ。単なるマッチングではなく、プロジェクトマネジメントを付加価値とするロフトワークのシステム、その背景にある考え方を紹介する。

ロフトワークのこれからの課題の一つは、営業力強化である。といって営業マンを雇い、売り込みに精を出すという旧来型の発想ではない。

「いかにサイトまでクライアントに来てもらうかが一つ重要なポイントです。ここをクリアできれば、次はサイトまで来てくれたクライアントのコンバージョンを高めていくことが課題になります。どんなオーダーを投げられても、しっかり提案していける体制を確立したい」

コンペでのクリエイターに対するロフトワークのスタンスも徹底している。コンペに参加したクリエイターには、ロフトワークがリスクを取ってコンペフィーを出す。これも従来の広告、印刷業界の慣習からは珍しいやり方だ。

「そうはいっても大金を払うわけではないですよ。Webサイトのトップページデザインなら、ラフ用の金額を提示して依頼し、受注につながった際にはぜひ一緒に仕事をしましょうという感じで声をかけます」

フィーを払わない仕事をクリエイターには出さない。ロフトワークのルールである。

「とにかく、みんなのハッピーのためにロフトワークはある。これだけはぶれないようにしたいんです。あとはオープンであること、プロフェッショナルであることも大切なポイント。その上でインターネットだからできるダイナミックさを追求し続けていきたいですね」

ロフトワークが今後、力を入れるのは世界へ開かれていくこと。言葉にするなら『To the World』だ。といって単純に海外のクライアントから仕事を取ってこようと考えているわけではない。

「自分たちの視野を広げるためにも、海外のクリエイターにどんどん参加してもらいたい。そのためのサイト改修にはかかっていて、今年は公開できそうです」

また1万人以上ものクリエイターが参加していることを活かしたダイナミックな動きも考えている。その第一号となったのが『越後妻有の名産品リデザインプロジェクト』である。

「アートの力を使った地域活性化で私たちがお手伝いできることは、きっとたくさんあるはず。そこにコミットすることも一つ大きなテーマです。そして、もう一度クリエイティブワークのネット通販にチャレンジしてみたい。現在なら、また芸術を商うのも挑戦できるかもしれないと考えています」

クリエイターをハッピーにする。クライアントもハッピーにする。だから自分たちもハッピーになる。さらには地域もハッピーにして、ハッピーの輪を世界に広げていく。ネットを使い、プロジェクトマネジメントを武器に、世界中をハッピーにする。これがロフトワークのビジョンなのだ。

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