【問】指示待ちの部下の指導方法

2007.07.24

組織・人材

【問】指示待ちの部下の指導方法

泉 一也

ビジネスコーチ株式会社発行のメールマガジン『組織活性の秘訣』の人気コーナー“マネージャーという仕事”。マネージャーの方に必見のコラムです。

【問】指示待ちの部下をどう指導すればいいですか?
食品販売会社で営業所長をしている37歳の者です。部下が5名いますが、全員私が指示を出さないと動きません。

私も仕事に忙殺されているので、ゆっくりと指導する時間もなく、自分で考えて自分で動いて欲しいのです。

会議などでもできるだけ質問して意見を聴くようにしているのですが普段から考えていないのでしょう、問いかけても黙り込むばかりでほとんど発言しません。なので私が一方的に話さざるを得ない。

指示待ちな部下の意識を変えるにはどうしたらいいのでしょうか?

【答】部下と一緒に変化を体験すべし
「部下の意識を変えたい」というあなたの意識が問題かもしれません。

なぜ問題なのか説明します。

当たり前のことですが、部下の意識は、部下本人にしか変えることができません。意識を変える“決定権”を持っているは、部下なのです。

あなたは既にわかっているはずです。部下の意識を変えようと努力しても無駄だと。

そして、その状態はあなたにとって“不安”なので、安心感を得るために部下の意識を変える“決定権”を奪いたくなります。つまりは、『部下を支配したい』という欲求に変わっていくのです。

部下は気付いています。感じています。あなたが部下のことを問題だと考えていること。策をめぐらして思い通りに動かそうとしていること。見せかけの親切や、見せかけのコーチングを。

意識とは、迷いと選択の『自由』があるからこそ存在しています。なので、自由を奪う“支配”のエネルギーは逆効果。

歴史も物語っているように、支配は一時的にうまくいっても、最後は人間社会を破綻させます。

恋愛もそうです。相手に嫌われたくないという不安から、束縛などの支配が始まると、恋愛関係は破綻します。

では、どうしたらいいのか?

先ほども言ったように、意識を変える決定権は部下にあります。なので、部下自身が自分で意識を変えたいと思うきっかけ作り、環境づくりにあなたは意識を向ければいいわけです。

そのために、何ができるか?それは、あなたが進んで部下と一緒に変化の体験をすることです。

初めての取り組みを、あなたが先陣を切って挑戦します。その体験を、部下と一緒になって取り組んでみてください。

新商品を開発するのもいいでしょう。会社をピカピカに掃除するのもいいでしょう。仕事を離れて、地域のボランティア活動に一緒に参加してもいいでしょう。

とにかく、一緒に変化を体験すること。あなたが、その変化を楽しみながら体験している姿に、部下は自然に巻き込まれていきます。

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