今日は、いつも紹介しているタイプとはちょっと違うアクセス解析サービス「ユーザーインサイト」を紹介します。その名のとおり、自分のサイトを訪れている人がどんな人で、どんな動きをしているのかを知ることが得意なツールです。
月ごとにアクセス状況やユーザー像をサマリ
また、それ以外にも、次のような解析ができるのも特徴。
* ページごとに、CGM系サイトからの訪問者をソーシャルブックマーク/ブログ、/RSS、SNS、その他クチコミに分類して表示
* 特定の組織の人がどれくらいサイトにアクセスしていて、どのページを見ていったか、どんな検索キーワードで訪問したかを確認
* 検索キーワードごとに、どのページへのアクセスがどれだけあったか、ヤフーとグーグルの比率、男女比率、どの分類の組織が多いのかを確認
CGM系サイトからの訪問を分類ごとに表示
検索キーワードごとにユーザー像を表示
これらの情報は、今までのアクセス解析ツールよりもさらに一歩突っ込んで、「サイトの訪問者はどんな人なのか」を理解する手がかりとなります。たとえば、Web担ならば、
* 「やっぱり30代が中心か」
* 「もうちょいIT系以外の人、初心者にもわかりやすいコンテンツを用意したほうがいいな」
* 「でも学術系とか官公庁からのアクセスも結構あるんだね」
* 「調査統計の記事は大学のアクセス多いなー」
* 「やっぱりRFPとかの記事は官公庁のアクセスが多くなるんだね」
といったところ。
ヒートマップでどこが読まれたかどこまで読まれたか確認
さらに、「ヒートマップ」機能もひと味違います。ヒートマップとは、実際のサイト画面に重ねてアクション状況を表示する機能。どのリンクがクリックされたかのヒートマップを表示するツールはありますが、ユーザーインサイトでは次のような情報をヒートマップで確認できる点で優れています。
* ユーザーがページのどこまで読んだか(終了エリア)
* ページ内のどのあたりをよく読んでいたか(熟読エリア)
ページのどこまで読まれたかのヒートマップ
ページのどこがよく読まれたかのヒートマップ
ほかにもヒートマップで確認できる項目はあるのですが、この2つが秀逸。ヒートマップの表示は、前述のユーザー情報(年齢や性別など)のほか、時間帯、どの検索エンジンから来たか、再訪問頻度(一見さん/何度かアクセス/たまにアクセス/巡回ユーザー/常連)などの条件で絞り込んで確認できます。
もちろん、これもスクロール状況やマウスの動きなどから推定しているものではありますが、「ユーザーがサイト上でどういった行動をしているのか」をさらに理解するヒントとなります。
Web担ならば、「これくらいの長さの記事なら、ちゃんと読んでもらえるんだね」「ニュースは記事下のリンクまで見ない人が多いんだね」「常連さんはトップページは上のほうしか見てないのね」といったところ。
サイト訪問者のことを深く知りたいならオススメ
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2009.02.10
2015.01.26
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。