プレゼンを科学する
 ~ジョブスに挑戦(6)「Total編」

2009.02.21

ライフ・ソーシャル

プレゼンを科学する  ~ジョブスに挑戦(6)「Total編」

家弓 正彦
株式会社シナプス 代表取締役

いよいよ、この「ジョブスに挑戦」シリーズも最終回となります。 これまで、書き綴ってきたことに加えて、プレゼン全体にわたって留意するポイントを整理してみますね。

(1)リアクション

プレゼンにはキーマンがいますよね。
プレゼンの際、皆さんはキーマンをマークしていますか?
キーマンとは、プレゼンのGoalに大きく関与する意思決定権者といったところでしょう。
当然のことですが、そのキーマンには特別に訴えかける努力が必要です。
目線の向け方、語りかけ方、全てにおいてキーマン対策が必要です。

特に、私が心がけているのは、キーマンのリアクションチェックです。
以下の動きが見られたら、私は手元の資料にマーキングしておきます。
 ・肯定的反応(大きく頷く、、、)
 ・否定的反応(首をかしげる、、、)
 ・その他(メモをとる、隣の人と話をする、、、)
肯定的反応は、その部分をしっかりアピールすることに活用する。
否定的反応は、そこに何らかの質問や反論が寄せられる可能性がある。
今後の展開を予想させるキーポイントとなるはずです。

「メモをとる」といった行動は、肯定か否定か、不明ですが、
少なくとも、何らかの関心を寄せたポイントであることは間違いありません。
これも、しっかり把握しておくことをお勧めします。

こんなポイントを留意して、最大限の気を使いながら、
キーマンの共感を取り付けなければなりません

もちろん、キーマンだけでなく、全体へ目配りしておくことも必要です。
そして、オーディエンス全体の反応や空気感も把握しておきましょう。

(2)タイムマネジメント

プレゼンには、時間の制約があるはずです。
厳密には決められていないとしても、むやみに時間をかけすぎず、
適度な時間内に収めることは、プレゼン効果を高めるために重要です。

私の場合は、ページあたり想定時間を決めています。
ヒトによって資料の作り方が異なるので、一概には言えませんが、
私は、「1ページ、2~3分」を目途に設計しています。

慣れないうちは、タイムチャートなどを作っておくのも良いでしょう。

でも、自分がどれくらいの時間、喋っているのか、
全く気に掛ける精神的余裕がないこともありますよね。

ここでも、基本は「緊張しない!」ことが大切です。(笑)

(3)ツール

プレゼンには、さまざまなツールが用意されています。
皆さんはどのように活用されていますか?

「指示棒か?ポインタか?」

私は「指示棒派」です。その理由は、「動き」が作れるからです。
逆にポインタは、手先だけを動かすのに対して、
指示棒は身体全体を動かすことができる。
結果として、「動作のダイナミズム」が生まれ、
強調点をアピールすることが可能となります。

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家弓 正彦

株式会社シナプス 代表取締役

マーケティング戦略を中心としたコンサルティング、マーケティングに特化した教育プログラムの提供を行っています。

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