情報料理人(3)道具

2007.06.29

営業・マーケティング

情報料理人(3)道具

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

今回は、情報料理人の道具について。 料理の道具は、大きくは以下の2つにわけることができますね。 ・包丁のような「切る」ための道具 ・鍋のような「混ぜる・合わせる」ための道具

この喩えを用いて、
情報を料理するための道具を考えると、

・情報を切るための道具 →各種フレームワーク
・情報を混ぜる・合わせるための道具 →各種発想法

となります。

「各種フレームワーク」は、
情報をいくつかの要素(カテゴリー)に切り分けて、

「食べやすい(わかりやすい)情報」

にします。

具体的には、すでに多くの皆さんがご存知だと思いますが、

・4P(商品、価格、広告・販売促進、流通)
・3C(顧客、競合、自社)

といったものがありますね。

これらの道具は、「MBAなんとか」といった本で
いくらでも手に入れることができます。

ただ、入手は簡単でも、使いこなせるようになるには
経験を積む必要がありますが。

さて、こうしたフレームワークでやっていることは、
ひとことで言えば、情報の「分析」ですね。

その目的は、前述したように、
生のままでは大きすぎたり、複雑すぎる情報を
細かく分ける。

そうして情報を理解しやすくすることです。

しかし、情報を切り刻んだだけでは、
何も生まれません。

食べやすくはなったけれど、おいしくなったわけではない。

おいしい料理を作るためには、
情報を混ぜ合わせたり、味付けをしていく作業が必要。

そのために、もうひとつの道具である

「各種発想法」

を手に入れ、利用することになります。

具体的には、

・ブレーンストーミング
・オズボーンのチェックリスト

などを始めとして、さまざまなものがありますね。

ただ、情報を混ぜ合わせたり、味付けをするというのは、

「情報と情報の間の意外な関係性を見つける」

ところに妙があり、これは発想法ではなく、

「編集法」

と呼んだ方が、より適切だと思っています。

私の場合、情報を切り刻むためのフレームワークは、
主に本・専門誌で学び、手に入れました。

しかし、情報を混ぜ合わせたり、味付けする道具、
すなわち、発想法・編集法は、独習だけでは難しく、
使えるようにはなりませんでした。

そこで、料理学校ならぬ、

「ISIS編集学校」

に通ったというわけです。

ちなみに、マッキンゼーを経て、現在ワトソンワイアットの
代表取締役社長を務めてらっしゃる淡輪(たんなわ)敬三氏は
次のようなことをおっしゃっています。

“マッキンゼー時代に学んだコンサルティングの本質は、

「分解と統合」

である。”

分解とは、要するに情報の分析であり、
統合とは、情報を混ぜ合わせることですね。

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松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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