社会が支持する企業の存在価値を考える

2009.01.05

経営・マネジメント

社会が支持する企業の存在価値を考える

中島 康滋

社会に支持される企業とはどんな企業でしょうか?企業の存在価値を明確にし、目的を整理することで、会社のポジショニングを再設定することが可能になります。

MBAを社会化する

MBAは企業経営のためのノウハウを集約させたものだといえます。

アメリカのベンチャー企業は、こぞってMBAホルダーをかき集めて、上場させるなどして企業を成長させてきました。

このMBAは、企業のグローバル化等の成長を主眼に置いた、競争社会における戦略概念が入っていると感じられます。

つまり、「企業を成長させ、いかに企業価値(資産価値)を引き上げるか」という点において、大変効果的であるといえます。

IPO/M&A然り、資本主義という経済構造における社会的価値の向上が目的です。

しかし、時計は逆周りを始めているようです。

昨年、何年もかけて苦労して上場させた企業が、この金融不安で一瞬にして崩壊する状況がたくさんありました。

金融関連、不動産関連など、資産を増やすためのビジネスが次々破綻をしたのです。

資本主義の経済構造における社会的価値が崩れはじめた現代において、これまでのMBA的な経営ノウハウは通用しなくなり始めている可能性があります。

それはどういった観点からでしょうか。

S=ソーシャル(社会化、社会性)という考えのある企業は支持され、そうでない企業は消えていきました。

たとえば、googleは成長し、リーマンブラザーズは破綻したようにです。

だからいまこそ、こうした経営技術の集大成である「MBA」という技術に社会化という概念を取り入れていくことこそが、大切なのではないかと思うのです。

社会が支持する企業

「企業は株主のものである」と言われた時代があります。

厳密には今もそうでしょうが、株主の力は社会の力には勝てません。

株主の影響が強くても、社会が味方をしなければ、企業は維持することができません。

これからは、企業は社会の持ち物であるということを理解した株主でなければ、企業を崩壊させてしまうでしょう。

社会全体が「社会の一員」として認める企業でなければ、これからの時代は生き抜いていけない可能性は高いといえます。

では、社会が支持する企業とはどんな企業でしょうか?

たとえば、こんな企業はどう感じるでしょうか?

・社長や株主の顔色を伺って経営をしている企業。

・商品の販売量を上げることだけを考えて、地球を汚すことを厭わない企業。

・M&Aなどを駆使して市場を制覇しようとする企業。

・商品が売れるというのは支持されていることと捉え、どんな手段でも売ればいいと思っている企業。

簡単にいえば、「自分のことだけを考えている企業」に見える企業は、あまり魅力を感じることができないでしょう。

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