マーケティングメトリックス:オフィスグリコの評価指標

2008.12.03

営業・マーケティング

マーケティングメトリックス:オフィスグリコの評価指標

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

着実にパイを広げているオフィスグリコ。 「オフィスグリコ」は、誰のハートをつかんだのでしょうか? それは、甘いもの好きの男性会社員のハートでした。 利用者の約7割が男性なのだそうです。

OLの皆さんが、
フィスにあれやこれやとお菓子を持ち込んで食べるのは
以前からの見慣れた風景でしたよね。

でも、男性の場合、オフィスでお菓子を食べたくても、
そもそも近くのコンビなどでお菓子を買うことに対して、
ちょっと恥ずかしいという気持ちがあり、結局我慢してたのです。
(私は割合平気でしたが、やはり多少の抵抗ありました)

しかし、オフィス内にお菓子ボックスが置いてあれば、
気楽に手に取ることができますから!

オフィスグリコが登場した時、
すでに私は会社勤めではありませんでした。

でも、以前よく顔を出していたセミナー会場に1台置いてあり、
そこでは

「ビスコ」

を好んでよく食べてました。

ビスコは今でもやはりおいしい。
しかし、コンビニで買う勇気は今でもありません。(笑)

さて、「オフィスグリコ」という事業運営の評価指標について、
オフィスグリコ担当者は、

“回収率はすべてのバロメーターだ”

とおっしゃってるそうです。
(日経情報ストラテジー、JANUARY 2009)

オフィスグリコは、
お菓子が専用の収納ボックスに入っており、
利用者が好きなお菓子を取り出すことができます。

そして、その代金はボックス上部に突き出している
緑のカエルさんの口に投入する仕組み。

自動販売機ではない無人販売方式であるため、
お金を払わないですますことも可能ですね。

それでも、回収率は

約95%

と高く、お金を払わない人は、
それほど多くないことがわかっています。

面白いことに、
料金回収・商品補充をするスタッフと、
客先の担当者との間に信頼関係が築けているかどうかが、
回収率に影響を与えるそうです。

相互の信頼関係があれば、おそらく
客先担当者が社員に対して支払いを忘れないように
働きかけてくれるんでしょうね。

また、56ある拠点(販売センター)の中で、
回収率が低下しているセンターの現状を調べてみると、
スタッフ間の人間関係に問題があって士気が
下がっていることが多いのだそうです。

では、以上のことを

マーケティングメトリックス

の視点で整理してみましょう。

オフィスグリコ事業の「ゴール指標」が

「回収率」

であることは言うまでもありません。

しかし、回収率はあくまで「結果」です。

回収率を最重要の「バロメター」として把握することは
できますが、コントロールすることはできません。

そこで、回収率に影響を与える要因(原因)として、

・スタッフと客先との信頼関係

がまずあります。

これは、現時点では数値化はされていないようですが、

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松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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