今年も、純利益2倍増!
Amazon.comの原始的魅力に迫るっ。

2008.07.30

営業・マーケティング

今年も、純利益2倍増! Amazon.comの原始的魅力に迫るっ。

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

Amazonが7月23日に発表した4-6月期(同社第2四半期)決算によると、純利益が前年同期比約2倍増となり、市場予想を上回った。 好業績の要因は、いろいろあると思うが・・・Amazonの本当の強みは、Amazonという社名の新解釈にあるのかも・・・。

2008年度業績見通しの引き上げも発表され、4-6月期の純利益は1億5,800万ドルとなった。前年同期は同7,800万ドルであるから、およそ2倍。売上高は41%増の40億6,000万ドル。

この業績の伸びを支えているのは、
会員制送料無料サービス「Amazonプライム」だと言われている。
昨年の6月には、Amazonジャパンでも開始されたサービスで。1回の購入額が1,500円未満の場合、300円程度の配送料を徴収しているが、年会費3,900円をあらかじめ支払った会員には購入金額に関わらず、配送料は無料というもの。しかも、通常は別途、350円を徴収する当日または翌日配達の「お急ぎ便」も使い放題で、これについても無料となる制度である。

当初、米国と日本とでは国土面積も実店舗の数も大きく異なり、ご近所に多くの書店が存在する日本では、この配送サービスの事業への貢献度は低いなどと揶揄されたり。あの大規模な物流のバックオフィスの運営を、送料無料でどうやって維持するのかと、その英断に疑問を持たれたりもしたが・・・。
Amazonジャパンでも、きっと売上げを底上げするサービスになると予測する。

以下は、Amazonを研究しているわけでも何でもなく、あくまで私見で恐縮なのだが・・・

きっと、創業者兼CEOのジェフ・べゾス氏の頭の中には、将来的には、「会員制=年会費」をも取っ払った、とてつもなく単純で、純粋な商いが見えているのではないかと想像する。

一般的に流通は・・・
人間が、まだ共通の言葉も持たない頃の、
魚と肉を交換したり、
手作りで作った道具と野菜を交換したりする、
モノとモノの交換をはじまりとし・・・
その後、
共通の言葉が生まれ、
モノと等価値で交換できる貨幣が生まれ、
それらを流通させる商売が生まれ、発展していったと解説される。

しかし、この常識とされている商いの発展の経緯を
天の邪鬼に見てみれば・・・
モノの本当の価値より、余計に貨幣を手に入れたいから、
過大な広告費をモノの値段に積み重ねた。
より早く届けるための、物流費は、モノの値段に乗っかり、
買い手の負担をますます大きくしている。

合理的に発展してきたように見える流通ビジネスって、
消費者から見たら、本当は、非合理で、不条理なことばっかり。
原始の頃の、物々交換の方が、どれだけ消費者にとって合理的なことかっ。

さらに、
原始の物々交換が、如何にして起こったかを考えてみると・・・
合理性や、市場経済的な視点のそれではなく、
もっとプリミティブ=原始的な欲求だったはずだ。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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