リテンション(従業員定着)を考えるヒント。新入社員Aさんが入社半年で退職した理由と、解決策を提示するシリーズの第一回目。今回は、Aさんの学生時代の事例。
いただくメールの全てが、美辞麗句に溢れていました。
そんなことが気になりながらも、就職活動は続き、
結果として、サービス関係の企業に内定をもらいました。
その後も、飲み会等で合うと、得意げに、
「サービスとはなんぞや~」というようなことを、
延々と語っていました。
ちなみに、Aさんはサービス業のアルバイトを、
した経験がありません。
そんなAさんの話。
コンサルタントとして、様々な企業様のサービスを
見てきた私としては、その話をきいても、度を超えて、
うすっぺらく感じていたのです。
「どこかの本に書いてあることを、あたかも自分が
やってきたかのように語っているんだろーなー」と。
Aさんは、そして、こう言うのです。
「私の入社する●●社なら、それが間違いなくできる。
人事の人が言うには、云々~~」
そして、数か月後、Aさんは、その●●社に入社
することになるのですが・・・・
結果として、約半年後に退職しました。
成果をほとんど出すこともなく、
肉体、精神ともにボロボロになって・・・。
本人にとって、非常につらい経験だったでしょう。
(もちろん、今後の糧にはできますが)
同時に、企業にとっても、高い採用予算をかけて
採った財産の損失になるわけですから、非常に
痛いはずです。
ただ、これは、企業側の方に罪が大きいように思います。
(本人からの話を聞く限りですが、離職率の高さは相当なものです)
ちなみに、Aさんの話をきく限り、●●社は、
ものすごく労働時間が長かったそうです。
もちろん、それも罪の要因の一つで、
改善すべきところでしょう。
ただ、それが全てではありません。
同じような業種、労働時間でも、
▲▲社に入社した別の教え子Bさんは、
4年間、続けていますし、大きく成長しています。
(公表していませんが、離職率は、非常に低いようです)
それでは、Aさんの入社した●●社。
何が問題だったのでしょうか?
Bさんの▲▲社と、何が異なるのでしょうか?
その「要因」と「解決策」は、次回以降、
記事にしていきたいと思います。
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