企業の信用力崩壊は社員の態度からも。

2008.06.12

仕事術

企業の信用力崩壊は社員の態度からも。

寺西 隆行
(株)Z会

先日本当にあった、とある取引先企業とのやり取りです。 1人の社員の態度の悪さだけではなく、これだけ続けば企業全体の問題と思われます。 信用力、無くしちゃいますよね。 成果は出してきたのでこれまでは使ってきましたが、それを上回る「不信」となれば、当然契約解除も考えなければいけません。 …と、担当者はわかっているのでしょうか?

たとえ自分(=その方)のせいじゃないにせよ、最低これくらいの文章で書くべきですよね。

そしてそのメールの1分後。ほんとに1分後。その企業の別の方から。

「まことに申し訳ございません…。当方のミスにより、先月分の請求書が発行されていませんでした」

カチン。カチン。
もうこの企業の信用ガタオチですね。

当初、事実としてあったのは、「請求書が不達だった」ということだけ。
その不達の理由は、(今回は結果的に本当の原因だった)請求書の発行ミスなのかもしれません。
郵便事故によって紛失したのかもしれません。
僕が机上においてあったものがどこかに紛れ込んだのかもしれません。

ただ、今回は、お金を払うべき立場の人間が、(余りこういう言い方はしたくないのですが)好意で申し出ているわけですよ。
請求書がなければ払う必要ないわけですから。
だったら、「分かりかねます」なんて表現を用いてオシマイにするのではなく、ひょっとしたら自分の会社のミスかもしれない…と感じて、少しは「お金を払う」立場の人間に気を遣ってもらったことへのお詫び、あるいは感謝を述べるのが、ビジネスマナーです。

果たして、今回の事件!?は、ビジネスマナーのない会社がしっかりミスまでしていました。

蛇足ですがもう1つつけ加えますと…
FAXの送信日付(先方のFAX機器に登録されている日付)が5月28日。
請求書を送るFAXでそれはないでしょ。。。
請求書にはある社印もありませんでしたし。

好ましくないことではあるんですけど、ミスは誰でも、どんな企業でもやるんです。
そのこと自体はしょうがないんです。
大事なのはそのミスに対する反省の心。

今回は「自分のところのミスかもしれない…」という事実(=不達)が発覚した段階で

・FAXで再送信するときに細心の注意をしなければいけない(別会社のものを送るなんて言語道断)
・再送信するFAXの設定も「型」を作っておくべき(5月28日なんてありえない)
・担当者が心の中でなんて思っていようが、お金を払う立場の人間からの進言に「ありがとう」「申し訳ない」と表明すべき

それが「弁えた態度」と言うものではないでしょうか。

態度を弁えない企業の信用は、一気に、そしてあっという間に崩れます。
…自分も気をつけないと。

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会

文部科学省広報戦略アドバイザー 経済産業省「未来の教室」教育・広報アドバイザー 三島市GIGAスクール推進アドバイザー 等

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