ファッション業界のSDGsに対する企業の取り組みからわかること

2023.05.23

営業・マーケティング

ファッション業界のSDGsに対する企業の取り組みからわかること

唐澤 理恵
株式会社パーソナルデザイン 代表取締役

​世界的にSDGsが広まり、ビジネスの指針にも影響を与えています。 ファッション業界も例外ではありません。

世界的にSDGsが広まり、ビジネスの指針にも影響を与えています。

ファッション業界も例外ではありません。

昨年頃から、海外の高級ブランドが過去の自社商品を再販する「リセールプログラム」が広がり、本格化しています。

顧客から回収して再販したり、過去のシーズンの在庫を販売したりと、手法はさまざまですが、SDGsの一環として再販をポジティブにとらえ、ブランド価値の向上を図っています。

例えば、バレンシアガは、2022年秋に二次流通市場のスタートアップ企業と提携し、リセールプログラムを始動しました。
不要になった商品を買い取って、サイト上で再販するというものです。現時点で、日本ではまだ利用できませんが、イタリア、フランス、英国、米国、シンガポールの5か国で提供されています。

ボッテガ・ヴェネタはサステナブルな試みとして、過去の商品を販売する「ボッテガ・シリーズ」を主に公式サイトで展開しています。

また、フランスの高級靴ブランドのジェイエムウエストンは、昨年5月、伊勢丹新宿店メンズ館でポップアップストア「ウエストン・ヴィンテージ」を展開しました。
下取りした靴を本国の職人が修復した一点もの品々が並び、店外まで長い行列ができたようです。

日本でも、オンワードが9年ほど前に、オンワード・リユースパークをオープンしました。
オンワードブランドのリユース商品をチャリティー価格で提供し、収益を環境・社会貢献活動に還元する業界初のリユース専門店です。

このように、ファッション業界でもSDGsを意識した、さまざまな取り組みが行われています。

今や、ブランドイメージをつくる要素の1つとして、SDGsに対する企業の取り組みが見られているのです。

私たちが自分のイメージ戦略のためにブランドを選ぶとき、その企業がSDGsにどう取り組んでいるのか、という点もしっかりと見定めたいところです。

ますますファッションは奥が深いですね。

ご自身のパーソナルデザイン戦略にあたり、どんなブランドを選択したらいいのか、
ぜひ、プロのアドバイスをお求めください。


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唐澤 理恵

株式会社パーソナルデザイン 代表取締役

「自分らしさをデザインする。」をコンセプトに、独自のパーソナルアイデンティティ分析を基に業界・業種・役職に合った「自分らしさ」をスタイリスト、ヘアデザイナー、ボイストレーナー、演出家ほか各種スペシャリストとともに演出をサポートしています。ビジネスパーソンのためのパーソナルプロデューサー、が肩書きです。

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