組織の問題は人間関係やコミュニケーションが成り立っていないことが根底にあります。改善のヒントは相手への共鳴や共感です。さて、あなたの共感力の発達段階は何レベルでしょう?
共感が「できない」時、発達過程自体に問題がある場合は、
根本的対策が必要になります。
一方、例えば仕事の忙しさでゆとりがないため、
共感が不十分な場合は、一時的な問題ですね。
共感を「しようとしない」場合は・・・色々奥に控えていそうですね。
ゆとりの無さが常態化してしまった、
個人的な好き嫌い、
成果主義に対する勘違い、
単なる驕り、
どれにしても大きく意識を変える必要がありますね。
弊社の研修でも複数の演習を通して、共感力アップ
に取り組んでいます。
ボヤツィスはこう書いています。
・共鳴するには自己犠牲を伴うコミットメントが必要
・自己犠牲のストレスは知らず知らずに燃え尽きにつながる
・すると共鳴は不協和になり、それも伝染してしまう
・よって自分を「再生」するサイクルをつくる必要がある
他者に共感するというのは言うはやすしで、
実行には大変なパワーとコミットメントが必要です。
でも一番共感を示すのが必要なのは家族、それも
パートナーだったりします。
だってこの先もずっと一緒ですから。
次回につづく
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2010.03.20
2015.12.13

横井 真人
産業能率大学 教授
個人と組織のパフォーマンス向上を研究。人の行動をスキル、知識、行動意識、感情能力、価値観等の要素に分解し、どの要素が行動に影響を与えているかの観点からパフォーマンスを分析。職場のコミュ二ケーション、リーダーシップ、チームビルディング、ファシリテーション、ソリューション営業、マーケティング等の具体的施策に視点を活用する。
