「銀だこ」の原点は焼きそば! 失敗続きでも諦めなかった“お母さんの言葉”

2018.12.18

経営・マネジメント

「銀だこ」の原点は焼きそば! 失敗続きでも諦めなかった“お母さんの言葉”

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南青山リーダーズ株式会社

文化放送「The News Masters TOKYO」のマスターズインタビュー。 パーソナリティのタケ小山が今回「この社長にぜひ会いたい!」と訪れたのは「築地銀だこ」の創業者、株式会社ホットランド代表取締役の佐瀬守男さん。 外食産業は「人ビジネス」で、「人の喜びを自分の喜びにできる仕事だ」と語る佐瀬さんのこれまでの挑戦の軌跡を追いかけながら、夢を追い続けることのできる情熱の"源"を探る。

始まりは、焼きそばから

「初日の売り上げは、350円でした」そんなびっくりの告白から始まった、佐瀬さんのインタビュー。

「築地銀だこ」という、今や知らない人がいないほどの“食ブランド”を、一代にして作り上げて育ててきた佐瀬さんからのまさかの創業秘話に、思わずタケも「あはは」と大笑い。「そのあたりのこと、もっと詳しく教えてください」と前のめりになった。

佐瀬さんが生まれ育ったのは群馬県桐生市。そこで初めて店を構えたのは25歳の時だった。

ラーメン屋の居抜き物件で、二階は住居。家賃4万円の物件を借りて「おふくろと二人で、焼きそばでもやろうかって」という気軽なスタートだった。

「他にやることもなかったから」という佐瀬さんだが、そこで飲食、しかも焼きそば店に決めたのは、高校生時代に抱いた夢がずっと心の中にあったからだ。

「街にマクドナルドなどのファストフードの店ができて、そこに通うのが本当に大好きだったんです」

こんなに楽しい場所を自分も作りたい。いつしか「和のファストフードを自分でやってみたい」と思うようになっていた。「とはいえ、お金がありませんから。中古車を友達に40万円で買ってもらって、それを元手に始めたのが『ホットランド焼きそば』という店です」そう、今に続くホットランドが生まれた瞬間だった。

ここで、最初の話に戻る。

「焼きそば一人前が350円。初日の売り上げは350円。つまり、一食しか売れませんでした。二日目の売り上げは、700円でしたね」と当時を思い出して笑う。

買ってくれたのは近所の子どもたちだった。このままでは、家賃さえ払えない。どうしようか?と考えた佐瀬さんは宅配焼きそばを始めることを決めた。

「当時は新聞配達の仕事もしていたから、新聞を配るついでに『焼きそば届けます』と書いたチラシを配ったんです」

その作戦が、見事当たった。たくさんの注文が入るようになって、焼いては配達するというのを毎日繰り返した。

お客さんの方が心配して「こんなに遠くまで持ってきて、それで350円で勘定合うの?」と言ってくれることもあったが、「暇よりはいいですから」とせっせと忙しく働く生活を2年間続けた。

そんなある日、転機となる一つの出会いがあった。

「当時の彼女(=今の奥さん)のお兄さんが、妹が焼きそば店と結婚するなんて言い張っているから止めなくちゃ、と訪ねてきたんです」

その時点では「敵」とも言うべき存在だ。ところが、佐瀬さんの「マックみたいなファストフード店を『和』で作りたい」という夢を聞いて「一緒にやりたいって言ってくれたんです。止めに来たのに、乗ってくれた」と嬉しそうな笑顔で振り返る。

そこからは二人で一生懸命働いた。「やっていることは間違っていない」という自信はあった。なのにうまくいかないのは場所が悪いせいだと考えて、銀行から借金をして桐生の駅前に2号店を出店した。

「おっ。それでどうなりました?」ここまでの展開をドキドキしながら聴いていたタケは、成功を祈る想いでその先を尋ねる。

「実は、それでも売れなくて...」と佐瀬さん。その答えに、のけぞるタケ。

「朝6時から夜は12時まで店を開いてたんですが、毎日残り物ばっかり食べてました」

次のページ商売は「あきない(=商い、飽きない)」

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