朝ドラ『半分、青い。』的なキャリアドリフト

画像: (C)Yukiko Naito 自身の天命が人生に表現される

2018.10.24

ライフ・ソーシャル

朝ドラ『半分、青い。』的なキャリアドリフト

内藤  由貴子
一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事

9月末で終了したNHKの朝ドラ『半分、青い。』 いろいろな意味で賛否両論ありましたが、ヒロイン鈴愛の職業の変化を見ると、これは前回も取り上げたキャリアドラフトではないかと思いました。 改めて、クランボルツの「計画された偶発性理論」で見るとなかなか興味深いです。クランボルツが説く計画的な偶発性を招き入れる5つの習慣も踏まえて、ドラマを見直します。

離婚した涼次もそう。映画監督になる夢をとことんやらないまま生きることはできなかったから、家族を捨てても取り組んだ。結果として、監督になりました。
律もまた然りです。彼のロボットの夢は、会社員時代にスタンフォード大学で研究もしたのに、帰国後、不景気でロボットの開発部署が閉鎖。エンジニアの仕事ができなくなった時、ロボットに限らず、自分が人を幸せにする「もの作り」が原点にあったことに気づき、大手を辞めて起業します。

マンガの巨匠、秋風にしても、かつては百科事典のセールスマン。その切れ者マネージャーの菱本若菜も、大手出版社から不倫が原因で退社、秋風に拾ってもらった過去があります。

鈴愛には一貫性が無いようですが、持続性以外の4つも人一倍あったため、人と出会い、巻き込みながら助けられて人生がいつの間にか進んでいく。
計画的な偶発性というと、何やら意図的なものを感じますが、たぶんとてもシンプルなことでしょう。

つまり、出会った人から新しい世界や価値を知り、興味をもって自分なりに咀嚼して方向を見出し、さらに頑張ってみる、
人に自分の夢の思いをどんどん伝える、なんとかなると自分の気持ちを裏切らない ということ。

次々に、新しい夢に変わっていくのも、今までの朝ドラには無いパターンだと思いますが、一つの夢を追うことだけが良い人生だとは限らないと教えてくれました。

そして、一つの夢を追い続ける人よりもまた、違うものに出会って新たな夢を実現するパターンの人の方が多いのではないでしょうか。

◆ 夢を一度失っても、あなたはあなたの人生を生きられる

もう10年くらい前でしょうか。私のところにある声優志望の女性が相談に来ました。
声優の養成所に入れたけれど、入所すると、実際に声優になれるのは何割もいない厳しい世界だということを聞かされたそう。
おそらく「その覚悟を持ってがんばりなさい」ということで「とっとと夢をあきらめなさい」という意味では決してなかったと思います。
その相談者は、目指しても声優になれなかったら、どうしよう…という不安があっての相談でした。 声優さんになれていたらいいなぁ…と思います。

もし当時、このクランボルツの計画的な偶発性理論を知っていたら。もっと違う視点で対応できたでしょう。

実は、カラーセラピーでは「青」に、持って生まれた使命、天命の探求を見ることがあります。
でも、そんな「青」は半分にしておけば、あとの半分は、もっと自由にしなやかに自分の理想の人生を追いかけられるのかもしれません。

今回『半分、青い。』で、どんな流れであれ、自分の人生を懸命に生きる、それでいいというメッセージを感じました…

*写真は、青いニゲラの花を選びました


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内藤  由貴子

一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事

こんにちは。内藤由貴子です。花の写真でストレスを作る感情を分析、心理診断を行い、さらにその解消まで行うフラワーフォトセラピーのセラピストです。INSIGHTNOWでは、異色な存在かもしれませんね。このセラピーの普及のため、一般社団法人フラワーフォトセラピー協会を設立、講師の養成、セラピストの紹介を行っています。自身、色を使うオーラソーマ®をはじめ、セラピストとして16年あまりのキャリアです。このINSIGHTNOWでは、こころをケアに役立つようなコラムを書かせていただきます。よろしくお願いいたします。

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