文化放送「The News Masters TOKYO」のマスターズインタビュー。 パーソナリティのタケ小山が今回「この社長にぜひ会いたい!」と訪れたのは、空席情報を提供しているITベンチャー株式会社バカン。 海外からの大型の資金調達を達成し"誰もが時間を無駄にしないやさしい世界"の実現へとひた走る河野剛進社長と「こうあってほしい未来」について、熱いトークを繰り広げた。
「ニーズはある!あとは検証だ」
「これまで世の中に存在していなかった空室情報の提供に特化したサービス。これがビジネスになるという確信はあったんですか?」と尋ねるタケに、河野さんは笑って「確信はなかったですね」と答えた後にこう続けた。
「でも、絶対にニーズはあると思っていた。僕自身が欲しいサービスだったというのが大きいです」
空室情報を提供するということは、単なる便利さや効率の提供ではない。限られた時間をほんの少しも無駄にしないことへの挑戦なのだ。
「時間に対する価値は普遍的で、今後ますます増していくと思っています。現代は物を買うだけでは満足できない時代だから、限られた時間をいかに充実させられるかということが人生を豊かにするための大きなファクターになるはずです」
ニーズはある。どんなふうにサービスを提供するかという課題はあるものの、それは一つずつ試しながら検証していけばいい。学生時代から起業を意識して動いてきたから「もともと覚悟はあったし、2年間分のキャッシュフローも考えて資金も貯めていました」。
初めて売り上げが立つまでに、半年かかった。「想定内ですから不安はなかったです」と、河野さん。
「僕たちのサービスは完成品を納品するのではなく、お客様の声に基づいて個別にチューニングしていくことが大事なんです」
とにかく手探りでやっていくしかない。「機器の設置も自分でやるしかなくて、脚立をもっていざ取り付けようと思ったら落として壊しちゃったなんてこともありました。すみません。また持ってきます!って慌てて戻って出直したなんてことも...」と当時の失敗談も今は笑い話だ。
納品期日の前日になっても製品が完成できなくて、社員みんなで泣きながら徹夜でがんばって間に合わせたという、聞いている方がヒヤッとする話も「下町ロケット風です」と笑いとばせる強さと明るさを持つ河野社長のもと、「今も全員が毎日ギリギリまでチャレンジを重ねています。まるで文化祭のようなテンションですよ」という日々が続いている。
The News Masters TOKYO Podcast 文化放送「The News Masters TOKYO」
http://www.joqr.co.jp/nmt/ (月~金 AM7:00~9:00生放送)
こちらから聴けます!→http://radiko.jp/#QRR
パーソナリティ:タケ小山 アシスタント:西川文野(文化放送アナウンサー)
「マスターズインタビュー」コーナー(月~金 8:40頃~)
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