「人間圏」の行く末

2008.02.21

仕事術

「人間圏」の行く末

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

今日は、ちょっとスケールの大きな話です。 小人物の私が書くのはちょっと気が引けますが・・・ このところ、 「地球環境問題」 に対する関心がますます高まってますよね。

人は、農耕牧畜を開始し、
いわゆる「文明化」を成し遂げることによって、
他の生物が属している「生物圏」とは異なる
独自の生活領域である

「人間圏」

の中で生きています。

この人間圏の中で人間がやってきたこと。

それは端的に言えば、
様々な道具・機械などを駆使して、
人間圏への資源(太陽、水、食物など、
生命維持に必要なもの)の流入量を拡大することです。

そして、とりわけ人間圏への資源の流入量を
驚異的に増大させたのは、

「駆動力」

を手に入れてからでした。

化石燃料(石炭・石油)を使ったエンジンが
その端緒でしたね。

現在、私たちが人間圏への資源の流入量は、
環境にかなりの部分従属していた時期
(江戸時代くらいまでの現状維持的な生活)の
10万倍なのだそうです。

つまり、私たちの現代の暮らし100年は、
昔の1千万年に相当するほどの変化を地球に
もたらしていることになる。

このところ、急速に地球環境問題が
大きくなってきたのは当然のことだったのです。

私たちは、昔の10万倍の速さで地球資源を消費している。

その反動としての様々な問題、松井氏は

「負のフィードバック」

と読んでいますが、
それが今、強烈に私たちにかかってきていると
言えるわけです。

さて、松井氏もまだ、

・なぜ、私たち人間だけが環境自体を大きく変える力を持ったのか?
・人間という種の存在には、どんな意味や役割があるのか?

についての答えは見つかっていないようです。

もちろん、まずは、生き急いでいるかのような文明生活の当然の帰結
としての、環境問題を初めとする様々な問題に対して、
具体的な行動を起こすべきではあります。

ただ、同時に、上記のような

「そもそもの問い」

を考えることで、
根本的な解決の方向性が見えてくるかも知れません。

*以上は、夕学五十講での松井孝典氏の講演内容を
 参考にしました。

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松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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