オンデマンド保険をけん引するワランティナウ
⼤阪府に本社を置くワランティ(株式会社Warrantee)は、保証管理クラウドサービスを本業にしている会社。同社が本格的に次世代型サービスのオンデマンド型保険「ワランティナウ(Warrantee Now)」を商品化したのは昨秋のこと。
システム開発をワランティが行い、代理店に三井物産インシュランス、保険会社には東京海上火災日動、三井住友海上、あいおいニッセイ同和保険損保などの大手が名を連ねている。
「大切なモノに、必要な時だけ。」。そんなキャッチコピーを掲げるWarrantee Nowの保険加入はいたってシンプル。上画像で示した保険加入の4 STEPは、Warrantee Nowの公式サイトに掲載されたものを引用しているが、スマートフォンのアプリを使い、必要なものに必要な期間だけ保険に加入できる便利さのうえ、もちろんインターネット保険なので24時間いつでも申し込めて、即時加入が可能だ。
ちなみにwarrantは「カバーする」という意味で、warrantyは「保証」を示す。ここに「Now」がつくことで、意味がわかりやすいネーミングとなっている。また本記事では「保証」ではなく「補償」を使用していることをここに記しておく。
生活家電の保険料は、24時間19円〜!
補償の対象は、たとえば家電製品なら約40万点以上が対象となっており、製品によって購入から一定期間まではいつでも加入できる。また補償範囲は、自然故障、破損・汚損、水漏れ、紛失・盗難など幅広く、メーカーではカバーしきれないところまで行き届いている。
ここで肝心な保険料だが、画像「生活家電、デジタル家電の保険対象商品例」を見てほしい。
例えば生活家電であれば「24時間19円〜」。デジタル家電も「24時間39円〜」で加入が可能。加入中に壊れた場合は、修理にかかる費用を保険会社が支払ってくれる。この格安さ、みなさんはどう考えるだろうか。
メーカーとワランティ保険の違い
そして、下図に示したものが「Warrantee Now」の保険商品概要だ。
メーカーを示す表では「☓」が多いが、「Warrantee Now」の表では「近日対応予定」とただし書きはあるものの、一見して「◯」が多いことがわかり、私たちにとって期待できる点は多そうだ。新しいスタイルの保険として、おおいに注目する価値があるだろう。
バブルがはじけて以来、長らく不景気が続き、生命保険、損害保険の業界においても不況の時代が続いた。とくに「クルマ離れ」「旅行離れ」などの傾向が話題になっている若者の間では「保険離れ」が顕著で、保険に対する関心の低さも指摘されている。
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