起業講座3:いまだかつてない、クレープ1,000店戦略(1)

2010.03.13

経営・マネジメント

起業講座3:いまだかつてない、クレープ1,000店戦略(1)

INSIGHT NOW! 編集部
クイックウィンズ株式会社

『INSIGHT NOW!』勉強会のなかから、インキュベーション事業を行うPE&HR株式会社が開催した会の特別レポートです。本勉強会では、特別講師として、投資先のなかでも、成長著しい注目のベンチャー起業家4名が招聘されました。「ベンチャー企業の生成と発展」のメカニズムを解明し、『起業の本質』に迫った当日の内容から、PE&HR社にレポートいただき、読者の皆さんに公開いたします。

第3回 株式会社モミアンドトイ・エンターテイメント 代表取締役社長 川上統一氏


※MOMI&TOY'S HP( http://www.momiandtoy.com/
※本原稿は2010年1月16日に開催した勉強会での講演と質疑をもとに編集しています。
※株式会社モミアンドトイ・エンターテイメントに関する記事
http://www.insightnow.jp/article/3436

 モミアンドトイ・エンターテイメント(以下、モミアンドトイ社)は、クレープ業界の常識を覆す様々なサービスを展開し、急成長を続けるフードベンチャーである。2010年3月現在、資本金3,550万円(資本準備金含む)、社員数25名の組織で、「MOMI&TOY‘S」というブランドのクレープチェーンを国内約50店舗、海外2店舗に展開している。2010年、業界で初めて、モンドセレクション(※1)に出品した。

※1 モンドセレクション
ベルギーの政府系民間団体が行っている、食品分野を中心とした製品の技術的水準を審査し、与えられる認証(賞)のこと。近年では、サントリー社のプレミアム・モルツのCMにより認知度が向上している。

 当日の講演では、モミアンドトイ社がどのようにして生まれたか、発展的な事業構築のために川上氏がどのようなことに取り組んできたのか余すことなくお話いただいた。将来、起業を志望する人はもちろん、事業に向き合うビジネスパーソンにとって、非常に参考になる話を聞くことができた。是非、本レポートで紹介したい。

 モミアンドトイ社を創業した川上氏はどんな人物なのか。起業家・川上統一氏の原点に触れる。

■ライダーからオーナーパティシエへ
 「僕は、高校の頃、自転車レースを一生懸命やっていて、すごく速いライダーでした。卒業後すぐに実業団に入って、1年間自転車に乗っていたのですが、それに嫌気がさして辞めたんです。それから、アメリカに遊びに行って帰ってきたのが、21、22才の頃でした。その時にやりたいことが、ケーキ屋さんか、玩具屋さんか、俳優でした。社会に出たことがなく、自転車しか乗ったことがない人間が、何がやりたいかって考えたとき、この3つがたまたま浮かんだというだけで。あとは消去法ですね。玩具屋さんと言っても、販売店ではなくメーカーをやりたかった。ですが、メーカーはやり方がわからなかったので、単純に出来なかった。俳優になりたいと思って、実際に色々なプロダクションに写真を送りながら、『これは先天的なものに左右されるな(笑)、オレじゃないな』と思いました。残ったのがケーキ屋さんでした。ケーキ屋さんは何をやればよいのかイメージすることが出来た。菓子材料屋さんから粉を買って、加工して売ればいいんだと。僕にも出来るだろうと思えたことが、パティシエを始めたきっかけです。」
メーカーにしても、俳優にしても、パティシエにしても、当時からオリジナルを追求する起業家特有の横顔が見え隠れするエピソードである。

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