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ヤクザ社会に学ぶ、社会の安定性をもたらす仕組み

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
伊藤 達夫/仕事術
3.5
4,029
2009年1月3日 09:27

犯罪者を刑務所には入れず、街で掃除などをさせる「社会奉仕命令」、刑期の途中で刑務所から釈放して社会の中で更生させる「一部執行猶予」の制度が日本でも導入される模様です。2009年の秋には法案が国会に出るそうですね。

 犯罪者を社会の中で更正させる。確かに聞こえはいいのですが、社会になじめない人はどのようなメカニズムで社会とのかかわりを取り戻すのでしょうか?

 もしも掃除をすれば、社会とのかかわりがわかるのであれば、どんどん掃除させればいいと思います。

 でもそんなことはないですよね。清掃員は社会との関係を作る達人なのでしょうか?以前に書きましたが、メンタルヘルスレベルは高いかもしれませんが、社会との関係という見方をすれば、別に普通の社会人でしょうね。以前の記事はhttp://www.insightnow.jp/article/1841です。

 そもそも、社会との関係を切り結ぶと言うのはどういうことなのでしょうか?

 普通の人は、社会との関係を切り結ぶ前に家庭で関係を切り結ぶということがあります。

 両親、もしくは兄弟との関係が子供にとっては初めて切り結ぶ関係になります。その関係をベースにして、他人と出会い、他人との関係を作っていく。その他人との関係の総体が社会との関係ということになると思います。

 つまり、社会に出るというのは、いわゆる他人と関係を1つずつ紡いでいくことです。

 他人との関係のベースとなるのは、両親、兄弟などの家族との関係になります。

 もし、そこに問題があるならば、社会全般、いわゆる他人達と、関係を作るのは非常に難しいでしょう。

 それで、犯罪を犯すというのはどういうことなのか?ここまで言えば、私が何を言わんとしているかはおわかりですね。

 犯罪は被害者が必要ですから、他人である被害者がいます。その他人との関係構築が根本間違っているということですね。

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シリーズ: なんとなく時事ネタ

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