壁にあたったマネージャーをMBAが救う!

画像: Sean Kelly MEP

2015.07.22

経営・マネジメント

壁にあたったマネージャーをMBAが救う!

葛西 伸一
株式会社メンター・クラフト 代表取締役社長

最近ようやく日本でも広く普及しつつあるMBA(経営学修士)。しかし、それでもなお高額な学費や多くの時間をかけるという点から、誰でもが目指せる学位とは言い難い。しかし、それだけの学費や時間をかけるだけの意義と効果はあると私は考える。その一遍をここでお伝えしたい。

「MBAが会社を崩壊させる」という著書が出版され記憶に新しい。
確かに米国の一部の企業のように、「MBA頭でっかち」になってしまうと、
様々な問題が発生する。

しかし、バランス感覚を持っている人ならば、ぜひMBAを学ぶことをお勧めする。

問題1:上司から「君の部の売上が下がっているのは、  
     営業マンの顧客訪問頻度が下がっているからだ!」

問題2:部下から「商品が売れないのは、価格が高いからです。
     価格を10%値引きして売ることを承認してください!」

と言われたら、あなたが部長なら何と答えるか?

この答えは、MBAのフレームワークが教えてくれる。
但し、基本的な考え方、つまりロジカルシンキング、論理と証拠
いう概念が体に染みついていなければならない。

わかりやすく言えば、ロジカルシンキングは、パソコンのOSに当たる部分。
マーケティング、財務会計、統計学・・・etcは、アプリケーションに相当する部分だ。
OSがしっかりしていなければ、いくらアプリケーションソフトをインストールしても、
十分に機能しないだろう。

ロジカルシンキングのポイントは3つ。
①FACTベース 
②ロジックツリー
③仮説と検証
だ。
FACTベースとは、真実であることを確認して考えるということだ。
つまり、FACTというのは、
想像や肌感覚ではなく、きっちりとデーターを取って真実を調べることである。
往々にして、「自分の仕事の勘は当たる」「自分の肌感覚は正しい」とほとんど
のビジネスパーソンは思いこんでしまう。

次にロジックツリーだ。
これは、ツリーピラミッド状に、最終結果の原因候補を挙げていく方法だ。
たとえば、「品質が悪い」という結果があるとする。
これをロジックツリーで解析すると、その一層下には。
「生産工程が悪い」「材質が悪い」「出荷検査が甘い」など、
いくつかの選択肢(可能性)が考えられる。
その次に、生産工程が悪い原因は、
「設備が悪い」
「設備の使い方が悪い」
「人の作業が悪い」
など、原因がどんどんピラミッド状に増えていくのだ。

このように、可能性、選択しをツリー構造に展開し、解析することで、どこに真の原因があるか探るのだ。

最後に仮説と検証だ。データーで調べたFACTから導き出した結果と、
ロジックツリーでリストアップした原因候補で一番可能性が高そうな事項から実際にチェックしてみる。
つまり、様々なパターンでその結果に至った事項をシミュレーションしてみる。

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葛西 伸一

株式会社メンター・クラフト 代表取締役社長

http://www.mentor-craft.co.jp/ http://www.mba-noryoku.com/ 大学卒業後、大手エレクトロニクス商社に勤務。その後、IT業界、映像コンテンツ業界と15年間の営業・企画・マネージャー等の経験を経て、 2007年4月に(株)メンター・クラフト設立。 豪州ボンド大学大学院 MBA(経営学修士) エグゼクティブ・コーチ(JIPCC認定) 日本コーチ協会正会員

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