もう一つの本当の私

2015.10.08

ライフ・ソーシャル

もう一つの本当の私

内藤  由貴子
一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事

前回で、「本当の私」という意味には2つあるのでは?とお伝えしました。  そして、具体的に「アナ雪」に見る「本当の私」について考えました。 そして、今回はNHK朝ドラの「まれ」を通してもう一つの「本当の私」について、考えましょう。  これらのことが、セラピーは、なんのために受けるのか、一つの答えになると思います。

こんにちは。フラワーフォトセラピストの内藤由貴子です。

前回は、「本当の私 アナ雪編」でした。

今日は、もう一つの「本当の私」について、続けましょう。

● 「まれ」に見る本当の私

2、もうひとつは「まれ」の主題歌にある「本当の私」です。「まれ」は、今年の9月まで放映されていたNHKの朝ドラです。

「まれ」をご覧でなかった方のために、簡単にストーリーをお伝えします。

父親が大きな夢を追いかけた結果、まれが子どもの頃に破産、一家は能登で再出発をはかることに。まれは、夢を追うより安定した公務員になるが、子どもの頃から好きだったケーキ作りへの思いを絶てず、パティシエになるため横浜の一流シェフの元で修行、世界一をめざす。しかし能登の輪島塗の職人である同級生と結婚、能登で自分の店を持ち、子育てをしながら、再度世界一のパティシエを目指すという内容でした。

 だから、このドラマの主題歌にある「本当の私」とは、可能性を追い求めて出会っていく私です。

実は、このまれ編の「本当の私」にもバリエーションがあります。

まれのように、「世界一のパティシエ」というはっきりした目標があって、それに近づこうとしている人なら、フラワーフォトセラピーの場合は、目標に向かって進む際、起こってくる不安や自信のなさなどの感情を解消し、さくっと前に進めるようサポートします。

  • 本当の自分探し?

しかし、もっとずっと多いのは、「本当の自分探し」です。

たとえば、こんな相談です。

「今の仕事をしている自分は、仮の私。本当の私の道はなんなのでしょう?」

「好きなことを仕事にしたほうがいいよ、と言われたけれど、私が、好きなことって何なのでしょう?」

こういった相談は、一度や二度ではありませんでした。

こうした場合なら、どうすればいいのでしょう?もちろん、セラピストが、その答えを知っているはずはありません。ご自身さえわからない「好きなこと」を会ったばかりの他人が知るはずはありません。

セラピストがするのは、ご自身が知っているはずの答えを探すのを手伝うことです。

本当の道であっても、好きなことであっても、実は、心に深く沈めてしまって忘れてしまったことの中に、その答えはあるのではないでしょうか。

それこそ、まれではないですが、「夢みたいなことを追いかけても食べていけない」、「私には、特別な才能などない」などの刷り込みのようなもの。それも、何らかの感情が、その刷り込みの接着剤になっています。 フラワーフォトセラピーでは、その接着剤になっている感情、たとえば、恐れや自己否定感などを分析して、対応する感情を表現する花の写真で、感情を解消します。

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内藤  由貴子

一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事

こんにちは。内藤由貴子です。花の写真でストレスを作る感情を分析、心理診断を行い、さらにその解消まで行うフラワーフォトセラピーのセラピストです。INSIGHTNOWでは、異色な存在かもしれませんね。このセラピーの普及のため、一般社団法人フラワーフォトセラピー協会を設立、講師の養成、セラピストの紹介を行っています。自身、色を使うオーラソーマ®をはじめ、セラピストとして16年あまりのキャリアです。このINSIGHTNOWでは、こころをケアに役立つようなコラムを書かせていただきます。よろしくお願いいたします。

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