人類が頼るべき原子力の代替エネルギーは何か?

2011.03.29

経営・マネジメント

人類が頼るべき原子力の代替エネルギーは何か?

三宅 信一郎
株式会社BFCコンサルティング 代表取締役社長

今回の東日本大震災は、原子力の次を担うエネルギーは何か?という命題を、我々に突きつけています。 いろいろな代替エネルギーについて考えてみました。

CNNでは、今回の原発事故を受けて、次の代替エネルギーは何だ?
という問いかけを始めています。「Japan and energy: What's the alternative?」

CO2削減効果の高いエネルギーの切り札として、世界から多くの期待を寄せられ、世界各国で建設計画が実行されていた原発。 今回の福島第一原発の事故で、そのムードは吹っ飛んでしまいました。

では、次の代替エネルギーは一体何なのか? この問いかけに対する回答は、一部の研究者や政府関係者だけに任せているだけではなく、我々自身もシロートながら主体的に考えてみる必要があるのではと思っています。

現在、日本のエネルギー別発電電力量は、2009年の統計で、LNG 29.4%、原子力 29.2%、石炭 24.7%、水力 8.0%、石油 7.6%、新エネルギー1.1%となっています(日経2011年3月25日朝刊)。

CNNのレポートでは、新エネルギーのひとつである「風力発電」にフォーカスを当てています。福島第一原発の近くで稼働していた風力発電プラントは、一基のタービンを残して、その他全て順調に稼働していると報告しています。

ただ、風力発電の問題は、まだその発電規模がとても小さいという点です。確かにクリーンで、安全で、地震にも強いということが実証されたとしても、前述のプラントの場合、福島第一原発の6号機までの合計能力の10分の一程度でしかありません。

同じ新エネルギーを見ていきますと、「太陽熱発電」も盛んになって来ています。 2011年2月25日付日経に、三菱商事が、スペインで世界最大級の太陽光発電を現地企業と共同運営するという記事が出ていました。

発電能力は20万キロワットで、一般家庭10万世帯分の電力需要を賄えるとのことです。現在世界の太陽熱発電能力は100万キロワットであるが、2020年にはその150倍に増える見通しです。ただ、発電効率は高いのですが、難点は広大な土地が必要になる点です。

石油や石炭に続くエネルギーとして期待の高いのは、「メタンハイドレード」といわれる、メタンを豊富に含んだ物質です。東海大学の山田義彦教授の報告によりますと、この物質が日本の海に大量に眠っているということです。

メタンは、燃焼時に発生する二酸化炭素量が、石油や石炭などに比べると約半分と大変環境にも優しいが、いかんせん推進500mから1000m程度の海底のさらに地下数百メートルの地層から採取する必要があり、高い技術と資金が必要となってくるのです。

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三宅 信一郎

株式会社BFCコンサルティング 代表取締役社長

事業力強化・新規事業開発・創業支援コンサルタント (財)生涯学習開発財団認定コーチ 自動認識基本技術者 (JAISA:(社)日本自動認識システム協会)認定

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