プロジェクト・マネジメントの原点

2007.10.09

経営・マネジメント

プロジェクト・マネジメントの原点

猪熊 篤史

池袋ビジネススクールにおいて月間20科目のビジネス講座の企画、運営、マーケティング、講師など、多くの仕事を兼任している私のプロジェクト管理のポイントについてご解説します。

 プロジェクト・マネジメントというビジネスの「分野」があることに少々戸惑いを感じます。プロジェクト・マネジメントとは「経営」そのもののようだからです。そこではある程度のノウハウや知識が助けになりますが、特定の分野における専門性、経験、また、コミュニケーション力などが欠かせません。

 当社では、池袋ビジネススクールのビジネス講座をはじめ、プロフェショナル向けの講座を同時に多数計画しています。月間20科目、ほぼ毎日ビジネス講座を開催することを目標にしています。社外講師の方々や受講者の皆様に助けられながら、2004年4月の開講以来3年間、途切れることなくビジネス講座を開催しています。私自身が講師をしている講座も多くあります。講師、企画、広告宣伝、販売、運営、渉外の仕事を兼任しているため、「すごいですね!」、「どうやって運営しているんですか?」、「大変ですね!」などと声をかけて頂くことが多くあります。特別秘密があるわけではないのですが、私のプロジェクト・マネジメントの原点についてご解説します。

1. 目標やコンセプトを明確にする

 時間、労力、お金には限りがありますので、目標を絞る必要があります。多くの社員を雇うことができて、資金も潤沢にあれば、そんなに苦労しないかも知れませんが、いずれにしても、貴重な経営資源を投下する対象を明確にする必要があります。

 池袋ビジネススクールでは、各講座のコンセプト、対象者、期待する効果、講師の適性、全体のビジネススクールとの適合性などを考慮して無理がないように調整しています。著名な方に多額の報酬をお支払いして講師をお願いしても、講座のコンセプト、対象者、ビジネススクール全体の方針などと合わなければ、受講者を募ることができません。講師の知名度によって受講者を集めることが出来たとしても、それだけであれば、あまり価値がありません。質は悪くないが2度と来店されない高級レストランにのような付加価値のないサービスになってしまってはいけません。優秀な講師はそのようなミスマッチを見抜きますので、そもそも講師を引き受けて頂けません。会社としての目標・目的、ビジネススクールとしての方針、各講座のコンセプト、講師のポリシーなど、いくつかの段階がありますが、各段階の目標や目的の整合性を高めることによって効率的で効果的な運営が出来るようになります。

 当社では、私自身がアメリカで体験して感動・共感したMBAプログラムを日本型・次世代型にアレンジして再現しようとしています。研究者育成ではなく、経営者や実務家を支援するプログラムを目指しています。基礎から応用・実践まで幅広いプログラムを持ち、受講者の皆様の習熟度に応じて継続的に支援できる体制をとっています。このため何時までも特定のレベルの講座に引き止めることなく、確実に力をつけて、ステップアップして頂けます。受講者の皆様にいずれ講師になって頂けること、あるいは、当社のコンサルティング事業や投資事業においてパートナーになって頂けること、また、そのような実力をつけて頂くことを目標にしています。

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