マネジャーは、「空の状況」「これからの天候」「だからすべきこと」についてメンバーと丁寧に共有を図らねばなりません。
怖いのは、このようなマネジメントが全社的に浸透してきますと、「空の様子を見る、雨の予測をする、どんな傘を持っていくかまでは“ウエ”が考えることだ」という思考停止組織になっていくこと。空の様子やこれからの天気を自分で考えることなく、どんな傘を持って歩くかを決めてもらえれば、そこから先は頑張って歩くのは得意ですよというようなことを、幹部クラスが口にする会社もあります。その意味で、「空はどうなっていますか、天気はどうなると思いますか、なぜその傘を持っているのですか」に答えられる人の割合と内容の一貫性は、その組織の活性度、健全性や将来性を計る格好の目安と考えます。
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