「とにかく傘を持って行け!」に、“?”となる部下の気持ち。

2010.05.17

組織・人材

「とにかく傘を持って行け!」に、“?”となる部下の気持ち。

川口 雅裕
NPO法人・老いの工学研究所 理事長

マネジャーは、「空の状況」「これからの天候」「だからすべきこと」についてメンバーと丁寧に共有を図らねばなりません。

怖いのは、このようなマネジメントが全社的に浸透してきますと、「空の様子を見る、雨の予測をする、どんな傘を持っていくかまでは“ウエ”が考えることだ」という思考停止組織になっていくこと。空の様子やこれからの天気を自分で考えることなく、どんな傘を持って歩くかを決めてもらえれば、そこから先は頑張って歩くのは得意ですよというようなことを、幹部クラスが口にする会社もあります。その意味で、「空はどうなっていますか、天気はどうなると思いますか、なぜその傘を持っているのですか」に答えられる人の割合と内容の一貫性は、その組織の活性度、健全性や将来性を計る格好の目安と考えます。

組織人事・社員研修のことならイニシアチブ・パートナーズ

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

川口 雅裕

NPO法人・老いの工学研究所 理事長

「高齢社会、高齢期のライフスタイル」と「組織人事関連(組織開発・人材育成・人事マネジメント・働き方改革など」)をテーマとした講演を行っています。

フォロー フォローして川口 雅裕の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。