「FORST」を使った組織・人材の診断と開発とは

2010.01.14

組織・人材

「FORST」を使った組織・人材の診断と開発とは

川口 雅裕
NPO法人・老いの工学研究所 理事長

組織や人材を「FORST」というフレームを使って分析し、その開発を図る方法をご紹介します。

そうすると、凹の部分が組織に欠けている、不足している言動として見えてきます。「目的を志向するような言動がないので、動機付けが弱いのではないか」、「感情や本音を表わす機会がないので、相互理解が不足しているのではないか」、「規則を重視する人が少ないので、ミスやクレームが多いのではないか」というように考えることができます。これにより、リーダーは組織開発の手段を検討できるというわけです。

また同様に、メンバーを個別に「F型人材」「O型人材」「T型人材」と分類していくと、強みと改善点を可視化できますから、職場における言動や今後の成長に関する要望をはっきりと伝えることができるようになるでしょう。例えば、「目標に向かう気持ちが強いのは良いが、状況に応じた言動と、規則・手続きに関する理解を求めたい」というように、個々の人材育成に関するポイントが明確になってきます。自らのタイプを理解し、それに応じた今後の開発計画を立てることも可能でしょう。

皆さんの組織は、何型でしょうか。また、メンバーの皆さんはそれぞれ何型人材だと考えられますか。「FORST」から組織開発、人材開発の方向や打ち手が少しでも見えてくれば幸いです。

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川口 雅裕

NPO法人・老いの工学研究所 理事長

「高齢社会、高齢期のライフスタイル」と「組織人事関連(組織開発・人材育成・人事マネジメント・働き方改革など」)をテーマとした講演を行っています。

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