安倍首相の表情に注目

2007.09.14

経営・マネジメント

安倍首相の表情に注目

槇本 健吾
株式会社インサイト・コンサルティング 常務取締役 COO(最高業務執行責任者)

安倍首相の突然の辞任劇は、モチベーションが多様化する中で、その点を意識した効果的なコミュニケーションがリーダーには求められることを痛感させるものとなった。 しかし、多様なモチベーションを意識した効果的なコミュニケーションとはいかにして実現できるのであろうか?

注意すべき点としては,笑顔の程度や回数で他の人を評価しないようにすることも忘れないようにしたい。(特に部下に対して)
人はそれぞれ異なっていて,他の人に意思を伝達する方法や特色もみな違うからである。

とはいえ,組織に求心力をもたらすリーダーであれば、他の人に笑顔を見せるのが苦手だと感じるならば,努力してみるのは望ましいことではないか。

良いアドバイスがある。
Let us not give up in doing what is fine . . . Let us work what is good toward all.
(りっぱなことを行なう点であきらめないようにしよう。すべての人に対して,良いことを行なおう)

他の人に行なえる「良いこと」の一つは,笑顔を見せることである。

こちらから笑顔であいさつしたり,励ましの言葉をかけてみるのはどうだろうか。
表現としては、露で無いにしても、相手の心の中では大いに喜ばれることだろう。

そして,ほほえみかけることが習慣になるにつれて,それがずっと容易になってくるのに気づくことだろう。

しかし、安倍首相は、そのことを実践する前にニュースによると入院しなければならない程、精神的に極度のプレッシャーを受けてしまったとのことである。

ニュース報道によると安倍晋三首相が入院した慶応義塾大学病院は13日午後、記者会見を開き、安倍首相の症状や治療方針などを説明した。

主治医の日比紀文先生が言及している点に注目してみる。(以下、抜粋)

「食欲不振などの症状があり、全身的に非常に衰弱している。
内視鏡検査では胃と腸に異常はなかったが、機能に異常があるため、『機能性胃腸障害』が悪化していると考えられる。
数週間前に急性腸炎にかかり、治りが悪くて現在の症状を重くしている可能性がある。
入院、安静加療が必要と判断した。
この病気は肉体的疲労、精神的ストレスの関与が少なからず認識されている。

1カ月以上前から、食欲不振や胃もたれなどの症状が弱い状態だが始まっていた。
急性腸炎のときに一時的に下痢があった。この数日間に3回ぐらい診たが、非常に疲れが進み、食欲が落ちていた。

機能的な異常を治すために、胃もたれの薬、胃の酸の分泌を抑える薬などが中心となる。
精神的ストレス、肉体的疲労を取るのが理想だが、なかなか難しい

若手の部下を育成するに当たり以下のような情報も参考になるだろう。

以前のデイリー・ヨミウリ紙(英語)に「携帯電話依存が中毒レベルに」という記事が載っていた。

次のページ携帯電話「中毒」になると通常のコミュニケーション能力が...

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槇本 健吾

株式会社インサイト・コンサルティング 常務取締役 COO(最高業務執行責任者)

個人と組織の成長を実現するために、真に効果的な人材育成のあり方を追求しています。国際競争力を併せ持つ能力開発を志ます。そのためには多様性を強みに昇華させることが肝要と心得ます。

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