すでに各所で騒がれているのでご存じかと思いますが、米連邦取引委員会(FTC、日本でいう公正取引委員会)は、人が推奨する形の広告に関するガイドラインを修正し、クチコミ広告が広告であると明示することとしました。ガイドラインの改訂は1980年以来29年ぶりで、2009年12月1日から有効となります。
情報開示というものは、ガイドラインがあるからするのではありません。罰金の可能性があるからするのでもありません。消費者を含めたステークホルダーに対して信頼をベースとした関係を保つためにするものではないでしょうか。
個人的には、情報開示の内容を表現するHTMLなどのルールがあると、ブラウザなどのソフトウェアが自動処理できるので良いとは思うのですが、それはFTCの役割ではありませんね。
情報開示:この記事を書くにあたって、ヤスダは米FTCから何らかの形ででも報酬の提供は受けていません。
・FTCの発表(英語)
http://www.ftc.gov/opa/2009/10/endortest.shtm
・この件に関するニュース(Google News、英語)
http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5hkwZoioSbjzxT0I75HWiZSvFrAXAD9B502N80
・ガイドライン変更に関する解説と新しいガイドライン内容(英語)
http://www.ftc.gov/os/2009/10/091005endorsementguidesfnnotice.pdf
※この記事は、Web担当者Forum(Web担)に掲載した編集部コラムを転載しています。
元記事:タレントがブログで商品紹介すると100万円の罰金!? 情報開示はだれのため?
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2015.07.10
2015.07.24

安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
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