『幸福の方程式 新しい消費のカタチを探る』

2009.10.07

ライフ・ソーシャル

『幸福の方程式 新しい消費のカタチを探る』

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

『幸福の方程式 新しい消費のカタチを探る』 (山田昌弘+電通チームハピネス著、  ディスカバー・トゥエンティワン) これからの消費者心理・消費行動を解読する上で たくさんのヒントを与えてくれる本。 マーケター必読書です。

 自分はそれなりに豊かな生活をしているがゆえに、
 途上国の貧困や地球環境問題に対してなんらか良いことを
 して、 罪悪感を多少とも軽減したいという
 「ギルティ・フリー」な消費行動も含まれる。

(3)人間関係のなかにある物語・・・個人-個人の関係

 端的には、自分を受け入れてくれる身近な人たちの中で、
 自分の「居場所」を見出すこと。

 従来の「家族」「会社」という、一定の役割が期待され、
 縛りのきつい居場所ではなく、かといって完全に孤立して
 生きるのでもなく、人との距離感を調整し、ちょうどいい
 距離を買う、という選択をする人が多くなってきている。

 考えてみれば、「ツイッター」は、
 人とのちょうどいい距離を自己裁量で調整しやすい
 「道具」ですね。

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なお、上記のような幸福の物語が成立する鍵として、

・時間密度
・手ごたえ実感
・自尊心
・承認
・裁量の自由

の5つがあると同書では解説してあります。
(詳細は、同書をお読みください!)

しかし、結局のところ、
幸福をもたらしてくれる究極のキーワードは

「つながり」

なのです。

実は、これまでの家族の幸福につながる消費、
個人の幸福につながるブランド消費の背景にも、
「つながり」が隠れていました。

しかし、いまはつながりをダイレクトに
実感するために消費を行うという現象が
起きているわけです。

これが冒頭に述べたパラダイムチェンジです。

山田昌弘氏は次のように書いています。

“自分の内側、社会、周りの人々との間につながりを
 つけることが幸福を生み出すスタイルです。そして、
 人々は、つながりを求め、それを維持することに
 お金をかけ始めているのです。”

ですから、
売れる製品・サービスづくりのためには、

「新しい幸福の方程式」

を理解すること、そして人々が、

「つながり」

を生みだし、実感し、また維持することに
役立つためにはどんな製品・サービスが有効かを
考える必要があると言えますね。

『幸福の方程式 新しい消費のカタチを探る』
(山田昌弘+電通チームハピネス著、
 ディスカバー・トゥエンティワン)
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松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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