「切る」「捨てる」発想(2)

2007.08.10

営業・マーケティング

「切る」「捨てる」発想(2)

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

今回は、スーパーマーケター、森行生さんが説く、 「ヒット商品の生み出し方」 の手順のご紹介です。

「アンダーライン」

を引いてもらうという調査手法だそうです。

この調査結果は、クロス集計してグラフ化。
すると、消費者が気になっていること、
求めていることが浮き彫りになってくる。

そのうえで、アイディアをさらに絞ったり、
似ているものを統合したり、男性と女性向けに
う分割するなど「洗練」させていくのだそうです。

以上のプロセスを森さんは、
次のように簡潔にまとめてくれています。

1 まずはアイディアを徹底的に「広げる」
2 次にそれを無慈悲に「切る」
3 そして残ったものを作り込む、すなわち「洗練させる」

ちなみに、この3つのプロセスのうち、
2の「切る」が最も重要なのだそうです。

あれやこれやと「付加価値」をつめこむのではなく、
ターゲットを明確にして「切る」という

「減産価値」

こそ重視すべきだからです。

なお、2回にわたってご紹介した森行生さんによる、

「ヒット商品の見極め方、生み出し方」

について詳細を知りたいかたは、

『予測する力養成講座』
(講談社MOOKセオリーVol.11)

を読んでみてください。

*(ご参考)森行生さん主要著作

『シンプルマーケティング』
(森行生著、ソフトバンククリエイティブ)

『ヒット商品を最初に買う人たち』
(森行生著、ソフトバンク新書)

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松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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