ガチンココーチ語る!!

今回は、「ガチンココーチ」の異名をとる、ビジネスコーチ社の泉一也氏にお話を伺います。

そこまでガチンコでやるのは、なぜですか?

ガチンコでやらないと人間はハッと気付かない。人は大病を経験して、生きている幸せを全身で感じるようになるのと同じようなものです。実は、そういうハッとする場が与えられるのは、とても恵まれていることなんです。

そうやって、メンバーが本音で話し始め、不満などを言い出すと、その部署のリーダーはどういう感じになりますか?

最後は生き生きしています。「みんな言ってくれて有難う」ってなるように、ちゃんとファシリテーションしていくから大丈夫です。人格を否定しない、性格でなく行動について話し合うといった、お互いが前向きに話し合えるルールを設けてやっていきます。

現場でのコーチングを行なう上で、最も大事なことは何でしょうか?

1番大切なのは、信頼関係を作ることです。
それには、相手のことを深く知り、「人間関係」をつくることです。ビジネス上の表面的な関係ではなく、「生身の人間関係」です。そのためには、一個人としての関係を築き、相手とともに笑い、時には厳しいフィードバックも伝えることです。 相手がチームのリーダーであれば、その人の個性を知ってあげて、メンバーの前でその個性を笑いに変えてあげる。するとメンバーの心が緩み、リーダーに話しやすくなる。 

人間関係を毛糸の玉とイメージするとわかりやすい。 毛糸が複雑に絡み合っている状態で、無理やり引っ張っても余計に絡み合うだけです。いったん「笑い」で毛糸を緩めてあげて、緩んだ後に、では何が問題なのか?と一つ一つ毛糸を解きほぐすことにフォーカスしていきます。

みんなの前で笑えないってことは、自分をさらけ出せないってこと。周りの目を気にしていて、潜在意識で不安を抱いている証拠なんです。この不安を解消してあげれば、話し合いは気持ち悪いほどスムーズにいく。 そもそも人間って、人間しかもってない能力を発揮すればうまくいくと思うんです。 その能力とは、共感すること、感動すること、笑うこと、考えることなど。 それがいつの間にか出来なくなってしまう。 これまでの嫌な体験などが潜在意識に残っていて、心のブレーキになっているのです。そのブレーキを外していくことからスタートします。

みんなが前向きに本音で話せるようになれば、効率的に仕事が進み、会社全体が変わるかもしれません。しかし現場のリーダー達が、そこまでのスキルをすばやく身に付けて実践で生かすには、限界があると思いますが。

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