平均閲覧PV数をセグメント分けして考えよう - アクセス解析

2009.02.17

営業・マーケティング

平均閲覧PV数をセグメント分けして考えよう - アクセス解析

安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長

今日は、アクセス解析の項目である「平均閲覧PV数」を突っ込んで調べてみましょう。単に「平均閲覧PV数」といっても、ユーザーの状態ごとに分けて考えると、またユーザーの違った姿が見えてくるものです。

非直帰ユーザーの平均閲覧PV数=
 ( 全体の総PV数 - ( 全体の総セッション数 × 全体の直帰率 ) )………(A)
 ÷ ( 全体の総セッション数 - ( 全体の総セッション数 × 全体の直帰率 ) )………(B)

それぞれのデータはGoogle Analyticsでは次の場所で見られます。

・全体の総PV数:[ユーザー]>[ユーザーの傾向]>[ページビュー数]
・全体の総セッション数:[ユーザー]>[ユーザーの傾向]>[セッション数]
・全体の直帰率:[ユーザー]>[ユーザーの傾向]>[直帰率]

非直帰ユーザーに絞って平均閲覧PV数を知りたいのであれば、最初の式のように、非直帰ユーザーの総PV数と総セッション数がわかればいいので、それを求めています。

直帰ユーザーの総セッション数は「全体の総セッション数×全体の直帰率」で求められます。直帰ユーザーの平均閲覧PV数は「1」ですから、直帰ユーザーの総PV数は直帰ユーザーの総セッション数と同じになります。そうして求めた直帰ユーザーの総PV数を全体のPV数から引けば非直帰ユーザーの総閲覧 PV数がわかります(A)。

あとは、非直帰ユーザーの総セッション数を求めればいいだけです。前述のように、直帰ユーザーのセッション数を全体の総セッション数が引けばいいだけですね(B)。計算してみたら、全体の平均閲覧PV数とだいぶ違う数値になっているのではないでしょうか。

「新規で非直帰」「リピーターで非直帰」それぞれの平均閲覧PV数

さらに、新規ユーザーとリピーターそれぞれについて、非直帰ユーザーの限定して平均閲覧PV数を見てみましょう(繰り返しますが、直帰ユーザーの平均閲覧PV数は「1」です)。

まずは新規の非直帰ユーザーから。表記が複雑になるので、最終的に平均閲覧PV数を求める元となる総セッション数と総PV数の計算方法を先に出します。

新規ユーザー(非直帰)の総PV数=……………(C)
 ( 新規ユーザーの総セッション数 × 新規ユーザーの平均閲覧PV数 )
 - ( 新規ユーザーの総セッション数 × 新規ユーザーの直帰率 )

新規ユーザー(非直帰)の総セッション数=……………(D)
 新規ユーザーの総セッション数
 - ( 新規ユーザーの総セッション数 × 新規ユーザーの直帰率 )

新規ユーザー(非直帰)の平均閲覧PV数=
 新規ユーザー(非直帰)の総PV数(C
 ÷ 新規ユーザー(非直帰)の総セッション数(D

それぞれのデータはGoogle Analyticsでは次の場所で見られます。
・新規ユーザーの総セッション数:[ユーザー]>[新規ユーザーとリピーター]
・新規ユーザーの直帰率:上記画面で表の上のドロップダウンリストを「セッション」から「直帰率」に変更

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企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。

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