経済環境が大きく変化する中、M&Aは大企業だけが主人公という時代は終わり、戦略的にM&Aを捉える中小企業経営者や若手ベンチャー企業経営者は増えてきました。 小規模M&Aの専門家がM&Aで売却する際の「成功のポイント」をご紹介します。
また、人材の面で言いますと、M&Aは、オーナーは変わりますが、従業員はそのまま継続して雇用されるという事が前提ですので、オーナー様が抜けても、経営が継続するように、優秀な人材を育成しておく事も重要なポイントです。
また、他が手に入れにくい「何か」を持っているということも、M&Aを成功させるにあたり重要なポイントとなってきます。特に、弊社が専門とする有店舗事業の場合に重視されるのが、抜群の立地条件です。特に外食事業の場合、立地条件が良いものは、買収希望者も集まりやすく、また比較的高い金額で売買される傾向にあります。
タイミングが重要?!
最後になりましたが、M&Aの成功を左右するのに、最も重要な要素とも言えるのが「タイミング」です。最適なタイミングというのは必ずしも絶対的なものではありませんが、業績が好調なうちに相手探しを始めた方が、好条件で売却できるのは確かです。まだ事業が伸びそうだから、今手放すのはもったいない等の理由で、先延ばしにしているうちに、景気が後退したり、業績が傾いてしまったりして手遅れになってしまい、好条件で売却することが困難になってしまいます。「手放すのがもったいない」と思える位の業績が出ているうちに売却するのが、良いタイミングだと言えるでしょう。
~「M&A成功のポイント」 おさらい~
・ 買いたいと思わせる様な事業(黒字事業)にしておくこと
・ 不正や計上漏れなど無い様に、健全な財務内容にしておくこと。
・ オーナーが抜けても、経営が継続する様に、優秀な人材を育成しておくこと。
・ 手に入れにくい「何か」を持っていること。
(例: 抜群の立地条件、優良な取引先、将来性や収益性のあるコンテンツや権利など)
・ タイミングを逃さない
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