大手生保だと末端の営業担当者の数は万を超えます。売れる人と売れない人の差はどこに?
誰かが見ていてくれたことが彼女の殻を破って
くれたのでしょう。
男女共に80%(生命保険文化センター調べ)
という生保の加入率が異常に高いわが国では
保険の新規開拓の余地は少なく、見直し受容が
殆どです。そのタイミングは人によってまちまち。
誰かに聞いてみようかなと思う時の「誰か」に
なるために日々顔を売っているようなものです。
仮に保険の見直しをしたい人が出てきたとすると、
待ちに待った提案の機会です。多くの営業担当はここで
どちらかの罠にはまります。
一方的にまくしたて、決断を迫る。
あるいは断られるのが怖く、お願いしますの
一言が言えない。
買う方からすれば、納得さえすれば自然と
判子は捺すものなのですが。
居場所がある喜びとない悲しさ。
声をかける恐怖、断られる恐怖。
これらの感情を乗り越える、
または殻を破るのは自分ですが、
周りは手伝いをどれくらいしているでしょう。
営業担当であれば、業界や商品が違っても
似たような経験はあるのではないでしょうか。
成熟産業なら尚更そうでしょう。
今日もうちのオフィスに求人広告の
新人営業マンが来ていました。
うちには現状採用ニーズはないけれど、
「がんばれよ、めげるなよ」
と心の中で応援してしまいました。
以上
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2015.07.10
2015.07.24
横井 真人
産業能率大学 教授
個人と組織のパフォーマンス向上を研究。人の行動をスキル、知識、行動意識、感情能力、価値観等の要素に分解し、どの要素が行動に影響を与えているかの観点からパフォーマンスを分析。職場のコミュ二ケーション、リーダーシップ、チームビルディング、ファシリテーション、ソリューション営業、マーケティング等の具体的施策に視点を活用する。