サプライヤモチベーションマネジメントはどう進めるのか

2026.04.09

経営・マネジメント

サプライヤモチベーションマネジメントはどう進めるのか

野町 直弘
調達購買コンサルタント

サプライヤは常に「どの企業と組むのが自社にとって最も得策か」を見定めています。それでは、彼らから選ばれ、共に成長するためには、どのような手法が考えられるでしょうか。

重要なのは、改善推進を上意下達で一方的に行うのではなく、バイヤー企業とサプライヤが双方向で、一緒に進めていくという点です。

このように、サプライヤモチベーションマネジメントの6つの軸を紹介してきましたが、まずは、自社がサプライヤから選ばれる買い手になっているかどうかを、以下の5項目で振り返ってみましょう。

透明性:評価基準や発注根拠を明確に示せているか。
双方向性:相手の課題解決に対して、自社も汗をかいているか。
迅速性:見積回答や支払、問い合わせ対応が滞りなく行われているか。
心理的安全性:失敗や懸念を隠さず相談できる関係か。
リスペクト:相手をプロとして尊重し、感謝を言葉にしているか。

最後にお伝えしたいのは、バイヤー担当者のマインドセットです。サプライヤは会社ですが、最終的には個々人の想いの集約で動きます。バイヤー担当者は、サプライヤに対して、自社を売り込む一番の営業マンであるべきです。
「御社のこの技術が、私たちの製品を通じて、世界をこう変えていくんです」そう熱く語れるバイヤー担当者がいる企業に、サプライヤは最高の経営資源を投下したいと考えます。

皆さんは、サプライヤの心を動かす活動ができているでしょうか。

今一度、パートナーとの向き合い方を見直すきっかけになれば幸いです。

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野町 直弘

調達購買コンサルタント

調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。

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