コロナ禍からわかったこと

2020.05.27

経営・マネジメント

コロナ禍からわかったこと

野町 直弘
調達購買コンサルタント

今回のコロナ禍からわかったことを総括します。

一番よいのは公的資金で専門の病院を用意することです。これはお金をかければできないことではありません。実際に大阪はこのような準備を進めています。次の流行が来る前に特に東京は対応すべきです。

5)F2Fの重要性の再認識
最後はポジティブな気づきになりますが、フェースtoフェース(F2F)はやはり重要だということを再認識しました。4月初めから、ほぼ毎日在宅勤務になりましたが、継続プロジェクトはどうにかなります。今回の在宅の経験で論理や体系化は在宅でも十分伝えられることがわかりました。また、一度体系化したプロジェクトマネジメントを在宅で進めることも、それほど難しくないことがわかったのです。

しかし、人を動かすことをテレカンや電話だけですることはとても難しい。特に、一度も顔を合わせたことがない方に、テレカンだけで説得することは難しいと感じます。こういう場面
はF2Fが必要です。何故なら、人は論理だけでは動かないから。
人を動かすには非言語のコミュニケーションも、やはり重要だと再認識しました。

このようにF2Fが必要なケースとそうでないケースを切り分け時間の使い方や働き方を変えていくことで、より効果的な働き方ができるのではないか、と気付いた次第です。

「グローバル調達とものづくりのリアル」というメルマガで著名な岩城さんが、今週号で「サプライヤとのコミュニケーションのスタイルを決める主導権は今やギリギリバイヤーにある。」しかし「この重要性をバイヤーが再認識しないとバイヤーの存在感自体がなくなるだろう」とおっしゃっています。正にその通りで上手くF2Fを活用する、それをハンドリングするのはバイヤーであるな、と感じた次第です。

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野町 直弘

調達購買コンサルタント

調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。

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