第四回「教えたいがZ会のテーマ、これまでも、いつまでも」
■儲けちゃいけない教室事業 「決して儲けてはならない。ある意味破天荒なテーマを掲げてスタートした教室事業の狙いは、面と向かって子どもたちと学ぶ機会を設けることだったのではないでしょうか」。
そもそもZ会は添削をやりたくてスタートしたわけではない。創業者がハンディを抱えていたため、ほかに子どもたちと接する手段がなかったから添削にたどり着いたのだ。できるなら子どもたちと直にふれあいながら、自分たちの教材の内容や教え方を確認したいと考えるのはごく自然な流れである。
教室展開は添削システムをブラッシュアップするためのモニタリング機能として社内では位置づけられていたのだろう。メーカーで言うところのいわゆるアンテナショップ的なポジショニングである。
「ところが儲けちゃいけない組織なんていってられるほど悠長な時代じゃない。私が担当になってからは独立採算制で行くぞと。給与体系は本社と同じにするけれども、ボーナスは業績に応じて出すからと宣言しました」。

















