『殺人事件被害者数ランキング』から考えるポスト資本主義。

2010.06.20

営業・マーケティング

『殺人事件被害者数ランキング』から考えるポスト資本主義。

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

47都道府県の中で、一番「他殺率」が高いのは、どの地域なのだろうか? GNH=国民総幸福量をこれからの国づくりの指標にしたいとう政治家の皆様には見逃せないデータである。

都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]というサイトは面白い。お暇なときに、閲覧されることをお薦めする。
http://todofuken.ww8.jp/t/kiji/10567

その中で興味あるデータが「殺人事件被害者数ランキング」である。人口動態調査の死因分類の「他殺」という項目を抜き出し、1998年から2007年までの10年間を整理して、都道府県別の他殺率を算出して、図表にしている。

1998年から2007年までの10年間での殺人事件被害者は、全国合わせて6,765人。1998年に793人だったものが、2007年には、509人に減っている。報道から日々流れる殺人事件のニュースで得ている体感値とは少し違う。日本は、確実に殺人事件による被害者が減少しているのだ。
その殺人事件被害者数を、人口10万人あたりで算出したのが「他殺率」で、それを47都道府県別にランキングした図表を視ると・・・

殺人事件に巻き込まれやすい上位5県は・・・
1、大阪府→0.791人
2、沖縄県→0.771人
3、香川県→0.741人
4、福岡県→0.707人
5、栃木県→0.650人

全体に西高東低の傾向がある。

殺人事件が滅多に起こらない下位の都道府県は・・・
43、鳥取県→0.362人
44、長野県→0.360人

45、福井県→0.353人
46、富山県→0.351人
47、石川県→0.290人


大阪府の住民は、石川県の住民の約2.7倍他殺される率が高いことになっている。
そして、下位の3県を注目していただきたい。
北陸3県が、仲良く並んでいる。

北陸3県には、殺人事件が起こりにくい風土があるのだろうか?そういう視点で調べてみると、NHK文化放送研究所「現代の県民気質」より抜粋された「都道府県民の信仰」というデータが見つかった。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/7770.html

都道府県民がどのような宗教・宗派を信じているか、またその合計値として信仰をもっている人の比率を示したもので、信仰を有している者の全国平均(都道府県の値を人口比で加重平均したもの)は31.2%とある。

その中で特筆すべきなのは、都道府県別他殺率ランキングで下位を占めていた北陸3県が突出して信仰率が高いことである。
全国一位は、福井県の58.0%。富山県は、49.3%。石川県は、43.7%と軒並み高く、全国有数なのである。他に、広島県や長崎県の信仰を持っている比率が高いのも特徴的だが、被爆という特殊な体験を経た上での結果であると考えられるので・・・日本の一般的歴史の中で一番深く信仰が根付いているのが北陸3県と言える。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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