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「坂の上の雲」から学ぶ、マネジメントの原理・原則

三宅 信一郎
株式会社BFCコンサルティング 代表取締役社長
三宅 信一郎/経営戦略
3.0
704
2009年12月7日 16:17

日清・日露戦争を舞台とした、かの有名な歴史小説「坂の上の雲」
(司馬遼太郎著)がドラマ化されました。
この偉大なる歴史小説には、現代のビジネスマンが学ぶべき、マネジメントの原理・原則が随所にちりばめられています。
「坂の上の雲」は、いわば、「マネジメント教本」と言えます。 
この教本から学べるマネジメントの原理・原則のひとつをご紹介
たいと思います。

マネジメントを考える際、まず最初に、その企業なり組織が行う
事業や活動とは何かを考えなければなりません。 その事業を定義
し、事業目標に落とし込むことが必要になります。 

「我が社、あるいは我が事業部の事業は何か? それは何で
あるべきなのか?」
という問いに対して明確に答えられない
事業は、その実行過程で迷走し、最終的に成果を上げることはでき
ません。

◆日露戦争開戦当時のロシアは、面積は日本の約50倍、人口も2倍
以上
、国家財政に至っては、なんと8倍の規模を誇る、世界の超大
国でありました。

明治維新後の当時の日本は、国家近代化路線をやっとよちよち歩
きで歩み始めた状況でした。

◆その日本は、その強大なロシア帝国が、満州や朝鮮半島に飢えた
熊のように南下し、いずれは北海道そのものや、本州の主要港など
日本領土の一部も侵略されるのではないかと想像せしめるに足る、
日本国民そのものの存亡にとって戦慄を覚える極東南下侵略政策
直面することとなりました。

◆この戦争を「事業」と捉える(多くの人命を奪った戦争を事業と
同列に論じることは、お叱りを受けるかもしれませんがご容赦下さ
い)と、日本とロシアのその「事業」の定義の差が際立っているこ
とがわかります。

◆その事業目標の両国間の違い、歴代の歴史家が語るように、この
勝敗の明暗を分けた大きな要因のひとつであることに恐らく間違い
はないでしょう。

◆日本にあっては、「この日露戦争は、日本という国家の存亡を決
する、文字通りの生きるか死ぬかの決戦であり、この戦に負けるこ

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シリーズ: ビジネス進化論

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