次世代リーダー育成PJとしての社内報制作

2007.07.26

組織・人材

次世代リーダー育成PJとしての社内報制作

竹林 篤実
コミュニケーション研究所 代表

ボトムアップからプルアップへ。組織力を高めるための方法論がドラスティックに変化しています。とはいえプルアップするためには、強力なリーダーが必要。そこで社内報制作を通じた、次世代リーダー育成法をご紹介します。

社内報制作が、なぜ次世代リーダー育成につながるのでしょうか

次世代リーダーに求められる次の4つの能力が、
社内報制作を通じて培われるからです。すなわち
1.情報収集能力
2.企画立案能力
3.コミュニケーション能力
4.社内外ネットワーク構築能力

もちろん、この4つの能力に加えてリーダーシップや経営感覚、
決断力さらには孤独に耐える精神力なども、次世代リーダーには欠かせません。
しかし、こればかりは実際にマネジメントの現場で、
恐らくは失敗を繰り返しながら身につけるしかない。

一方で上記の4つの能力はリーダーとしての基礎体力のようなもの。
社内報制作はこうした基礎体力を鍛えるトレーニングとして活用できます。

では、具体的には社内報制作が、
どのように4つの能力アップに役立つのでしょうか。

1.情報収集能力
社内報の目的は、自社の今後の方向性を全社で共有することにあります。
従って社内報ではまず経営トップ層の考え、
その背景となる環境認識などを解説する必要があります。

となると社内報制作者は常に
マーケティングのマクロ(PESTといいますね)分析や3C分析に
自発的に取り組まなければなりません。
しかも、その時の視点はできる限り経営者に近いことが望ましい。

これは強烈な知的ストレッチとなるはずです。
とはいえ誰にでもこなせるタスクではなく
担当者にはそれなりの資質が求められるでしょう。
(だからこそ次世代リーダー候補なわけですが)

適性のある人間に、その知的好奇心を刺激する業務を課すことで、
情報収集能力は飛躍的に伸びます。

さらに突っ込むなら、
トップの考え方が末端の社員でどう受け止められているのか。
ありのままの現状を、
ときにはトップに対する反論も含めて掲載できるような社内報だとなおいい。
もちろん、そうした意見を直に聴くことは
次世代リーダーにとって極めて貴重な体験となります。

2.企画立案能力
情報収集の次のステップは、
得た情報を分析し社内報の企画として落とし込むこと。

そのためにはトップの考え方、
その背景となっているマクロ環境や業界・市場動向をまず
自分なりに咀嚼しなければなりません。

然る後に自分の中で消化した内容を、
社員にわかりやすい表現へと組み立て直す作業が企画です。
メインの特集に相当する部分であり、
何度もブラッシュアップを重ねる必要があるでしょう。

これは企画を練り上げる作業とまったく同じです。
ある課題が与えられ、その課題を解決するために企画を考える。
そのために課題解決に役立ちそうな情報を集め、
集めた情報を分析した上でアイデアをひねり出す。
そして自分のアイデアを相手にわかるように表現する。

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