脳科学を駆使した「生産性の高い組織」のつくり方

2009.02.10

組織・人材

脳科学を駆使した「生産性の高い組織」のつくり方

中島 康滋

本当に生産性の高い組織とはどんな組織でしょうか? 人材配置をしてもなかなかその能力を発揮してくれないのはナゼでしょう? 脳科学により個人の能力発揮と業務におけるポジショニングについて解説します。

あなたはコツコツと仕事ができますか?

この問いには、「できる」と答える人と「できない」と答える人がいます。

コツコツが苦手な人は、きっと通信教育も続かなかった人でしょう。

コツコツが得意な人は、机の上も綺麗で待ち合わせの時間も正確に守るでしょう。

人によってこういった得意や不得意がありますが、これはスキルなのでしょうか?

こうしたことが「やれる」という人には、「苦手だが工夫してやっている」という人と「苦なくやれる」という人がいるはずです。

一般的にコツコツ型の人はあまり奇抜な発想が浮かんできませんし、奇抜なアイデアが出る人にとってコツコツすることに価値はなかなか見出せません。

コツコツができない人は、コツコツする人のことを融通がきかないと思います。

お互いが別の人種だと思っています。

実はこの違い、脳の反応の違いにあるのです。

脳は左右以外に更に2つの分け方がある

脳には左脳と右脳があるのは、みなが知っていますよね。

左脳が論理脳、右脳が感覚脳です。

言語が左脳であり、感情が右脳です。

実はこの右脳と左脳にも、それぞれに2つの脳があります。

辺縁系と大脳新皮質という2つがあり、辺縁系は古くから動物が持っている本能に近い「現在思考の脳」で、大脳新皮質は霊長類が発達した「未来思考の脳」です。

ですので以下のように分けられます。

この脳の特徴は2つのことを現しています。

(A) 興味あることに反応する性質

(B) 刺激に対して対応する性質

です。

「興味あることに反応する性質」とは、100あるものの中から興味が働く「センサー」のような性質のことです。

つまり、「脳が考えてワクワクしそうなものを選ぼうとすること」なので、要するに好きなタスクということになります。

・コツコツと1人で夢中になれるタスク
・人と話しながら進めるタスク
・アイデアがどんどん沸いてきそうなタスク
・分析・解析して答えを追求できるタスク

ひとによってそれぞれのタスクが苦手と思う人も、ワクワクする人もいます。

そのセンサーの違いです。

「刺激に対して対応する性質」とは、1つのことに対してどのような方法で対応しようかと考える脳の得意な部分の性質のことです。

つまり、何かしらのテーマを与えられた結果、どのようにしてその答えを導き出すのかということです。

・過去の事例から答えを導き出す
・人に聞く
・人が考え付かないような答えが浮かぶ
・状況を分析して仮説などを用いて答えを導く

これもまた、人によって得意な方法がありますし、苦手なこともあります。

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