パンデミック時代のブランド・オーセンティシティ

画像: 写真はダイナ・サーチ撮影

世界的なパンデミックが襲い、我々の生活を脅かしている。そしてさらに、アメリカでは、50年代から60年代にかけての公民権運動以来の社会運動の嵐が巻き起こっている。そんな中で、生活者が企業に切望するのは、「ブランド・オーセンティシティ(ほんもののブランド)」だ。その要望に応えるために企業は何をすべきか、をまとめてみた。

第二に、自分たちの「目的」「信条」「価値観」に、日々の考えや行動をマッチさせていくことです。会社に属する全員が「目的」「信条」「価値観」、言い換えれば「コア・パーパス(会社の存在意義)」「コア・バリュー(中核となる価値観)」に則って、日々、行動することを徹底していけば、やがて、顧客や地域社会からも愛され、尊敬される「ほんものの会社」になることができます。これはまさに、欧米でいえば、ザッポスやサウスウエスト航空、イケアやエアビーアンドビーなどの先進企業、そして近年ではウォルマートなどの保守的な企業までが導入、実践してその成果を刈り取ってきた「コア・バリュー経営」のプロセスなのです。

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石塚 しのぶ

ダイナ・サーチ、インク 代表

ダイナ・サーチ、インク代表 https://www.dyna-search.com/jp/ 一般社団法人コア・バリュー経営協会理事 https://www.corevalue.or.jp/ 南カリフォルニア大学オペレーション・リサーチ学科修士課程修了。米国企業で経験を積んだのち、1982年に日米間のビジネス・コンサルティング会社、ダイナ・サーチ(Dyna-Search, Inc.)をカリフォルニア州ロサンゼルスに設立。米優良企業の研究を通し、日本企業の革新を支援してきた。アメリカのネット通販会社ザッポスや、規模ではなく偉大さを追求する中小企業群スモール・ジャイアンツなどの研究を踏まえ、生活者主体の時代に対応する経営革新手法として「コア・バリュー経営」を提唱。2009年以来、社員も顧客もハッピーで、生産性の高い会社を目指す志の高い経営者を対象に、コンサルティング・執筆・講演・リーダーシップ教育活動を精力的に行っている。主な著書に、『コア・バリュー・リーダーシップ』(PHPエディターズ・グループ)、『アメリカで「小さいのに偉大だ!」といわれる企業のシンプルで強い戦略』(PHP研究所)、『ザッポスの奇跡 改訂版 ~アマゾンが屈した史上最強の新経営戦略~』(廣済堂出版)、『未来企業は共に夢を見る ―コア・バリュー経営―』(東京図書出版)などがある。

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