アカデミー賞のマーケティング的考察

2009.02.24

営業・マーケティング

アカデミー賞のマーケティング的考察

家弓 正彦
株式会社シナプス 代表取締役

本日(2009年2月22日)は第81回アカデミー賞の授賞式でした。 一人の映画ファンとして、とても楽しみにしていましたが、 とても盛り上がったようですね~。 ま、受賞結果はさておき、、、 このアカデミー賞は映画界最大の祭典とも言える大イベントですが、 その歴史は1929年にさかのぼります。 アカデミー賞が映画産業にもたらした功罪について考えてみました。

【参考】業界ポジションによる戦略定石
 ・リーダー   :市場拡大、全方位戦略、同質化、非価格競争
 ・チャレンジャー:リーダーとの差別化
 ・フォロワー  :模倣戦略
 ・ニッチャー  :ミニリーダー戦略

本来の目的は組合対策だったかもしれませんが、
実質的にアカデミー賞はハリウッドのメジャースタジオにとって、
とても重要な市場拡大を促進するイベントと言えそうですね。

■ 市場原理に市場は熱狂する

しかし、しかし、、、

MGMが音頭をとったということは、選考基準が歪むリスクが残ります。
現実に、初期のアカデミー賞ノミネート、受賞の実績を見ると、
圧倒的にMGM作品が多いのも事実なんです。

それに対して、当時の映画人はボイコットなどで猛然と抗議を行い、
徐々に透明な選考を目指していったそうな、、、

真に映画市場を活性化するために、透明な競争原理を導入できたのは
当時の映画人のリーダーシップの大きな功績ですね。

マーケティングは市場原理に立脚しています。
顧客からの支持がなければ、必然的に市場から排除されます。
そんな原理に立つことのできたアカデミー賞だからこそ、
今もなお存続しているに違いありません。

正当な選考だからこそ、顧客は興奮する。
本当に良い作品が表彰されるから、顧客は注目する。
あくまで顧客は、真に価値ある情報提供に共感するわけです。

株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦

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家弓 正彦

株式会社シナプス 代表取締役

マーケティング戦略を中心としたコンサルティング、マーケティングに特化した教育プログラムの提供を行っています。

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