茶番分析!『なぜ、選挙カーでは名前だけが連呼されるのか?』

2010.07.08

ライフ・ソーシャル

茶番分析!『なぜ、選挙カーでは名前だけが連呼されるのか?』

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

参議院選挙の投票日まで、あと3日。街を走る選挙カーは、賑やかである。しかし、市民は、冷ややかである。結局、何も変わりはしないのではないか・・・?みんな笑顔の選挙ポスターが貼られている掲示板を見ながら、つくづくそう思う。

しかし、いつまで、このような「選挙」を続けるのだろうか・・・。結局、民主主義の選挙って得票数が結果だから、物量に身を委ねる。最大公約数を狙っていくマーケティングということではないか。時代とは、逆行している。その逆行具合は、凄まじくレベルが低い。経済と政治のニュースの格差は、こうやって生まれている。そして、優秀な人材が政治家を目指さなくなるという決定的な病巣を生み出している。

アインシュタインのこの格言をプランナーとしていつも肝に銘じている。

「問題をつくりだした時と同じ考え方では、その問題を解決することはできない。」

国単位で動く民主主義というシステムに問題が生じているのが今日である。その問題を解決するためには、問題をつくり出している根本の「選挙」の方法を議論するのが大事なのではないかと。
「民主主義2.0」は、選挙改革から始まる!

ちなみに、総選挙にかかる費用はもろもろ合わせて約800億円ということを聞いたことがある。日本の有権者数は約1億人ということで、我々が投じる1票には、約800円という税金がかかっている。投票率6割なら、320億円のムダ。もったいない。

選挙という茶番を揶揄してでも、何かしら変えたいと思うなら、選挙権を行使するという内なる民主主義は貫きたい。

ニュースを見ながら政治に文句をつけられる権利は、選挙に行った人達だけに与えられるものではないかと・・・選挙権を得てから10何年、良い大人の年になって気がついた。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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