『サザエさん』なんかどこが面白い?という世知辛い皆さんへ。

2010.02.06

営業・マーケティング

『サザエさん』なんかどこが面白い?という世知辛い皆さんへ。

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

不景気である。お金もないし・・・週末に、どこへも行かず・・・世知辛い目で国民的アニメ「サザエさん」を視聴してみたい。

1、不況の傷をナメ合う「サザエさん」。


アニメの「サザエさん」の第1回放送は1969年10月5日。41年目を迎える長寿番組である。ゴールデンタイムのドラマの視聴率が20%あれば御の字という時代になっても、平均視聴率が20%前後という非常に高い数字をはじき出す国民的アニメである。きっと、認知率100%に近いキャラクターであろう。

日曜日の6時半に放映という国民的アニメであるため、その視聴率は、景気と連動していると言われている。景気の良いときは、日曜日の6時半になっても家に帰らず、外食やレジャーを楽しむ家族が多いため、視聴率が下がる。しかし、不景気の時は、日曜日に外へ出かけないで家に籠もる。みんなで家で夕食を食べながら「サザエさん」というスタイルが定着するため視聴率が上がるというわけだ。なるほど。

ちなみに、ここ3年の1月中旬の「サザエさん」の視聴率は、2010/01/24(日) 20.6%←2009/01/18(日) 20.4%←2008/01/13(日) 18.2%。確かに、、、若干ながら、上昇傾向である・・・。

日曜日にバカ騒ぎせずに・・・夕方のリビングに、「お魚くわえたドラ猫~♪」とサザエさんのテーマソングが流れる。その光景には、景気への不安を抱えているいまの日本国民の連帯感みたいなモノを感じる。そこからは、安心・安定を望む潜在心理が潜んでいる。上を向いたらキリがない。上昇志向のムリはたたる。その傷をナメ合い、癒すのが「サザエさん」なのである。


2、実は、お金が動いてる「サザエさん」。


「サザエさんバス事件」というのをご存じだろうか。
「立川バス」が、1951年から観光バスの車体に、作者である長谷川町子の使用許諾を得ないままにサザエ・カツオ・ワカメを描き、「サザエさん観光」として運行。1970年に作者が立川バスに対し、サザエさんの絵の使用差し止め請求を行ったもの。東京地方裁判所は、バスに描かれたサザエさんのキャラクターは著作権法上保護されると認定。敗訴した立川バスは作者に1824万4099円という多額の損害賠償金を払う結果となったというもの。

当然、漫画のキャラクターは、著作権法上保護されている。サザエさんも、東芝が単独スポンサーを降りた頃から、他の企業でもキャラクターとして使用できるようになった。その版権の年間使用料は、ウン千万円以上と言われている。大企業しか使用許可が下りないのが現状だ。

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次のページ3、視るべき人物は、カツオとサブちゃん。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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