不況で『不倫』が増えると何屋さんが儲かるのか?

2010.08.08

営業・マーケティング

不況で『不倫』が増えると何屋さんが儲かるのか?

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

サントリーの「金麦」に出てくる女優・壇れいの設定は、奥様である。視聴する男性から見ると『人妻』なのである。 そして、我々おっさん達は、「金曜日の妻たちへ(1983年放映)」を思い出し・・・「金妻」と「金麦」を重ね合わせて何やら欲望をかき立てられているのである。

出口の見えない不況・・・。サラリーマンはストレスを抱え「不倫」に癒しを求める。給料も上がらず嘆くばかりの旦那に愛想をつかした奥様達は、刺激を求めて外に出る。こんな「不倫」市場も込みの『人妻市場』は、大きくなるばかりなのだそうだ。

そこでプレジデント社発刊の『人妻の経済学』(門倉孝史著)を興味本位でお取り寄せして読んでみた。その内容は、なかなか興味深い。いくつかのポイントを整理して紹介させていただく。


夜に働く人妻の増加


厚生労働省の「賃金構造基本調査」および総務省の「社会生活基本調査」のデータを元に著者が推計した2011年の女性パートの稼ぎは約15兆7656億円。そのうち午後10時から午前5時までの深夜帯の女性パートへの報酬は、8582億円まで膨らむ見通し。2006年が2628億円ということだから、ここ5年で実に3倍強になるというのだ。人妻のパートタイマーは現在全国で600万人強。そのうちの3割が午後5時以降の勤務についているということは、確実に、深夜帯に働く人妻も増えている。
※プレジデント社発刊の『人妻の経済学』(門倉孝史著)より


不況で膨らむ不倫ビジネス


不況の中、「不倫」が流行ると何屋が儲かるのか・・・並べてみる。
1、 占い相談
2、 お忍び温泉
3、 アリバイ工作会社
4、 別れさせ屋
5、 ブラックメール代行業
6、 美容整形

なるほど・・・そもそも禁断の恋だから、
悩んだりして占い師に背中を押して貰い・・・
お忍びの旅行に2人で出かけ・・・
妻や夫や子供には、アリバイづくりに励み・・・
もめたらもめたで、別れさせ屋に頼んで・・・
証拠をつかむためにブラックメールで誘い出し・・・
熱い恋愛を続けるために、顔も身体も改造し若返る・・・。
理屈に合ってるが、すべてが、何かしらやばいものを孕んでいるビジネスの数々である。その証拠に、「アリバイ工作」「別れさせサービス」「ブラックメール代行」を提供している興信所や探偵会社への消費者クレームは年々増加傾向にあるという。
※プレジデント社発刊の『人妻の経済学』(門倉孝史著)より

ハブル崩壊までの不倫には、富裕層にとっての「エレガントな暇つぶし」の様相があった。石田純一氏の言う「不倫は文化である」というのもある意味正解だった。プレゼント代に、ホテル代に、経済的に裕福な男達を核とした「贅沢な遊び=非日常」として「不倫」が存在していた。金の切れ目が縁の切れ目、不倫の沙汰も金次第だったのだ。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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