第二回
「ケータイ放送局を作れ」
■サイトがない、これはチャンスだケータイがメディアとしてブレイクするキッカケはi-modeである。ここからケータイのネット接続が始まる。ただし当初はキャリア公式サイトしかない。そこで展開されるビジネスはたとえば着メロや待ち受け画像、占いなどのサービス提供だった。
「ケータイビジネスは公式サイトに独占されていました。今のように勝手サイトを作って情報発信にチャレンジするところはほとんどなかった。サイトを作っても検索システムが未整備だから、そこまでの導線がない。こうした状況を我々は絶好のチャンスだと考えたわけです」
ランチェスター戦略では、敵のいないところで戦うのがセオリーである。2000年当時のケータイを取り巻く状況を振り返れば、勝手サイトがほとんどないのだから、そこで勝負するのが理論的に正しい。勝算アリとみたゼイヴェルはケータイサイトを立ち上げた。後に会員数700万人規模のモンスターサイトとなるガールズウォーカー(GW)である。
同社はGWをケータイ放送局と呼んでいた。いろんなコンテンツを備えて、楽しみを提供するメディアである。放送局だから、そのチャンネルの一つで通販を扱ってもいい。

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