小保方さんより、阿呆の方・・・。

2014.05.26

ライフ・ソーシャル

小保方さんより、阿呆の方・・・。

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

佐村河内問題もSTAP細胞論文問題も、阿呆な方はどっちなのか、考えてみた。

小学生の時のいじめられっ子にTくんが居た。男の子なのに、すぐに泣いた。それがおもしろくて、いじめっ子は、休憩時間の度に泣かす。とりあえず泣かせると、泣きながらTくんが何かを喚く。その喚いた言葉をいじめっ子が真似をする。Tくんが「真似するな」と泣き喚くと、馬鹿にしたようにいじっめ子たちが「真似するな」と騒ぐ。見物をしていた生徒たちは、そのポイントで笑う。

フジテレビの「阿呆方さん問題」の構図は、これと同じである。圧倒的にお気楽で優位な立場のものが、力の劣ったものの弱みにつけこむ。その傷への塩の塗り方の出来不出来が、笑いの質を決めるている。

ナイナイの岡村は、マジで反論しているのか?こんなもんパロディでも何でもない。いじめられっ子が「真似するな」と泣き喚くと、馬鹿にしたようにいじっめ子たちが「真似するな」と喚く。すると周囲の人間は、次にいじめられっ子が何を言うかを期待する。その言葉の揚げ足のとり方が、いじめっ子たちのプライドになっていく。間違いなくフジテレビの方が、阿呆である。

小学生の時に、学級委員なんぞをしていたワタシは、いつもいじめられっ子であるTくんが泣き喚く傍らに立っていた。その場を収拾させる術のないワタシは、Tくんに「何も言うな」「泣くな」としか言えなかった。苦い思い出である。

その時の苦さの本質は、自分のなす術のなさではない。自分がいじめられっ子でなくて良かったという安堵が、いつも自分につきまとっていたことにある。自分のことじゃないから、ほんとはみんなどうでもいいのだなぁと気づいてしまったことにある。

STAP細胞論文問題をめぐる一連の騒動も、いずれみんな飽きるのである。自分の身に降りかからないどうでもいい問題であるから語れたりするのである。マスコミの記者たちも、パロディを考える放送作家たちも、芸人たちも、こんなことができちゃうのは、ほんとはみんなどうでもいいからなのである。

自分の立場の安堵の中から生まれた言葉や態度なんていうのに理屈をつけたってロクなことはない。みんな、実は、自分にとってどうでもいいことだから問題にするのである。自分にとってどうでもいいことだから視聴率が上がるのである。

佐村河内もSTAP細胞論文問題も、たぶんみんなどうでもいいのである。どうでもいいはずなのに、どうでもよくない風にすることがマスコミの仕事なのである。人間は、仕事でも家庭でも、ホントにどうでもよくない問題を後回しにする。見てみないフリをする。そうやってどうでもいいことに気をまぎらわせているだけである。

間違いなくみんなの方が、阿呆である。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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