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あるべき姿の描き方

森川 大作
株式会社インサイト・コンサルティング 取締役
森川 大作/経営戦略
3.8
2,746
2007年10月15日 10:42

いったいどうすればあるべき姿を描けるんですか?とよく聞かれます。
現状(As Is)は描けました。でも、いざTo Beを考えようと思っても・・・。
閃きとたくましい想像力・創造力が必要だと思われているのかもしれません。
To Be思考を3つに分解して考えてみましょう。

思考する(Think)には、<分別>、<識別>、<洞察>3つの水準があると考えます。
<分別>とは正邪・善悪・真偽などの二項対立関係にあるものについての判断。
<識別>とは隣接する概念、近似の物事についてその差異を認識すること。
そして、<洞察>とは、物事の背後の本質、根源を理解すること。

<分別>は、何が善くて何が悪いのか?を考える。
As Isを分析していると比較的早い段階で大筋の善し悪しは見えてくるものです。
だからと言って、思考が<分別>に終始すると、To Beが自明の理に陥ってしまいがちです。
正論は正論だけれども、それができないから困っているんじゃないかという声が聞こえてきます。
最初からTo Beが頭ごなしに決まっている/決めている場合も同じです。
それで終わってしまうと、As IsからTo Beへと思考過程を踏んだ意味がないというわけです。
むしろ、分別が必要なのは、みんなわかっているけどTo Beを貫けないときです。
総論賛成、各論反対は世の常です。反対のための反対があるときなどは挑戦です。
既得権益に寄生する風見鶏がたくさんいると大変ですね。
正しいことは正しい、そのためにはこれだ!というブレない信念つまり正しい分別が必要です。

<識別>は、どのように同じで違うのか?を考える。
To Beを考えるときに、流行や一般通念に思考を丸めてしまい、いわゆるきれいにまとめてしまう。
識別を怠ると、一見カッコいいTo Beができますが、思考が曖昧のまま進むので、曖昧なTo Beに。
曖昧な根拠=As Isからは、曖昧な筋=論理しか成り立たず、
そこからは曖昧な主張=To Beしか出てこないのです。

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