新型インフルエンザに対するGW明けの対策 ~ 社内文書まで

2009.05.01

組織・人材

新型インフルエンザに対するGW明けの対策 ~ 社内文書まで

荒川 大
株式会社ENNA 代表取締役

WHOより「フェーズ5」の発表がなされ、舛添厚生労働大臣が「長期戦」を発表した新型インフルエンザですが、対策を講じ切れなかったメキシコでは5日間の強制休業となりました。ここではNYの状況を踏まえてGW明けの対策について考えます。

まず、当社のパンデミック対策では、新型インフルエンザの型や感染力・致死率にはあまり関心を持っていません。正確に言うと、日本が海外の新型インフルエンザを恐れるのと同様に、諸外国は日本人が持つ「麻疹(はしか)」を脅威に感じているわけで、疾病を問わず法定伝染病に対する企業のリスクマネジメントに主眼を置いております。

さて、最近では、気になる2つのニュースがありました。

「アーンスト&ヤングNYオフィス社員の豚インフル感染を確認=CBS」
「豚インフルの感染者数、100人を超える可能性=NY市長」
共に、ロイター通信の記事より
http://special.reuters.co.jp/contents/flu.html

NYの高校では、8名の感染の疑いの裏で、100名以上の2次感染があったのではないかということで検査が進められていますし、アーンスト&ヤング社でいえば、新型インフルエンザのキャリアとの接触によって感染したので自宅療養中ということでした。

その他様々な「2次感染」の情報によって「フェーズ5」への引き上げが決定されたようですが、GW明けに海外より大勢の日本人が日本に戻ってきますので、50万人のうちの1人か2人くらいは感染して帰って来ると考えるのが普通でしょう。そして飛行機の中で静かに感染者を増やして入国してくるかもしれません(機内は乾燥していますし)。

フェーズ5の意味は、感染者は隣にいるかもしれませんから、自分の健康を守る対策をして下さい。というWHOのサインですので、それに従った行動が求められることになります。

前々回のコラム「パンデミック対策で会社が最低限やるべきこと」では、GW前の企業が実施すべき最低限の「予防措置」を掲載させて頂きましたが、ここではGW明けに何から始めるのかという点について書いておきたいと思います。

■海外渡航者の確認
社員自身だけではなく、社員の家族や、GW中に海外から帰国した方との接触の有無をヒアリングする必要があります。

■体調不良に関する確認
今のところ呼吸器にだけ影響のあるインフルエンザとのことでしたので、発熱、せき、筋肉痛の3点について集中的に確認する必要があります。出社時にアンケートを渡すか、メールで確認をすると良いでしょう。
可能であれば、耳式体温計などの準備をして頂くことも良いかと思います。

■対策本部の設置と社員教育の実施
「社内で1名の社員が発症した」という状況の下で、機動的に対処できるチーム作りが必要になります。予防・確認・対処のそれぞれに対応するノウハウを社内に蓄積する必要があります。

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荒川 大

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企業実務(総務・人事・法務・社内システム等)におけるコンプライアンス対応について、企業実務者の観点からの業務改善、内部統制対応等の支援を行なっております。

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